検定試験

 某省検定試験新設委員だったM氏は、試験実施形態のシミュレーション用試験問題作成を依頼され(内容はどうでもよいという条件だったので)以下の様な問題を50問作成した。受験者は入庁したばかりの新人キャリア20名。全問正解者は20名。試験後、何人かが「試験中に『サムい』とか言ったら駄目じゃないか」と先輩キャリアに叱られていた。


某省黙認GAG検定4級の問題

問.空欄をカタカナで埋めよ(1マス1字)

「ウシガエル君、遅いから帰宅しなさい」「うん、□□帰る」

「カエルさん、登校ですか?」「いいえ、□□□です」

「カエルさん、旅行ですか」「岐阜県の温泉に行きます。□□温泉」

「カエルさんお酒飲めますか?」

「飲めません。□□なんです。のむと吐いてしまいます。□□」

「カエルさん、本を買うとオマケでついてくるものは?」「□□□□」

「カエルさん服のサイズは?」「エムか□□です。エスでは小さいので」

「せっかくお店に来たのに、何も□□□に帰るの?」

「ええ、欲しかったんだけどお金がないので、□□んします」


解説:現在、小学校国語教科の単元に「言葉あそび」があり、教員採用試験の際 教職希望者のギャグセンスが評価の対象となる…という噂が一部にある。上記問題はさほど程度の高くない問題なので敢えて解答しないが、もし万が一解けなくとも気に病む必要はない。

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