第6話 第三の精霊(その二)

 その母親は誰かを待っているようだった。それも心配そうに待ち望んでいた。それというのも、彼女が部屋の中をしきりに往ったり来たりして、何か物音がするたびに驚いて飛び上がったり、窓から外を眺めたり、柱時計を眺めたり、時には裁縫をしようとしても手につかなかったり、遊んでいる子供達の騒ぎ声を平気で聞いていられないほど、そわそわしていたからだ。


 長い間待ち望んでいた、ドアをノックする音が聞こえた。

 母親は、急いで出入り口に行き、彼女の夫を迎えた。


 彼はまだ若かったが、誰か別人のように顔が心配でやつれ、そして落胆していた。今、その中に注目すべき表情が現われた。まじめそうでもうれしさがあった。しかし、それを彼は恥ずかしいと感じた。そして、それを彼は抑えようと努力していた。

 彼はゆっくりとイスに座った。

 彼のために用意された夕食は暖炉の火にかけられていた。

 その間に彼女は彼に、なにかニュースがあるか、おずおずと聞いた。

 彼はどう応えようかと戸惑っているように見えた。


「良かったのですか?」と、彼女は聞いた。

「それとも、悪いのですか?」と、彼をなぐさめるように聞いた。


「悪いんだ」と、彼は応えた。


「私達はすべて失うんですね」と、彼女は落胆した。


「いや、まだ望みはあるんだ、キャロライン」と、彼は明るく言った。


「もしあの人が優しくなれば・・・」と、彼女は皮肉を言った。

「まあ、すべて希望にすぎませんけど。もしそんな奇跡が起こったら」


「あの人は優しくなりすぎた」と、彼は言った。

「あの人は死んだよ」


 彼女の顔が真実を物語っていた。

 彼女は温和、そして忍耐強い人だった。しかし、彼女はそれを聞いて、心の中で感謝していた。そして、彼女はそう言った。それと同時に神に感謝した。

 次の瞬間、彼女は神に許しを請った。そして謝った。しかし、最初の彼女が本心なのだ。


「昨日の夜、私が、酒に酔っていた女のことについて、お前に話したね。彼女が私に言ったあの人のこと。いつだったか、私があの人に借金のことで会おうとしていて、そして、一週間だけ支払いの延期をしてもらおうと。それなのに、あの人は病気を口実に会ってはくれなかった。私が思ったのは、私を避ける単なる言い訳だったと。それが、あの人はひどい病気だけじゃなかったんだ。いや、あの時は死にかけていたんだよ」と、彼は言った。


「私達の借用書は誰に移されるんでしょう?」と、彼女は不安そうに言った。


「私には分からないよ。でも時間はまだある。私達はお金の用意ができているさ。そして、たとえ私達がだめだったとしても、彼の後継者の中にひどく冷酷な債権者が現れたら、それは本当に悪運だろう。とりあえず心配のなくなった夜だ。私達は眠るとしよう、キャロライン」と、彼は微笑んで言った。


「はい」と、彼女も微笑んだ。


 それは彼らを和らげるだろう。

 彼らの心は晴れやかだった。

 子供達は、静かな顔をしていた。そして、周りに集まって父親の話を聞いた。すると、彼らはとても少しだが理解して、明るくなった。そしてそれは、あの人の死により幸福になった家庭だった。


 精霊が、スクルージに示すことができた唯一の感情は、この出来事によって起こった満足感だけだった。


「精霊様! 私はもう死んだのですね」と、スクルージは言った。

「この二人には、私が金を貸している。あの死体は私の身代わりではなく、私自身だったんだ! 私は前の精霊様に教えていただいた教訓を活かせなかったのですね。そして、あの暗い部屋で、私はみじめな死に方をし、私の死は多くの人達を喜ばせていると、そう言いたいのですね。分かりました。誰だって一度は死ぬんです。だけど、精霊様。私は、そんなに罪深い人生だったのでしょうか? お金に困っている人にお金を貸すのが、そんなにひどいことなのでしょうか? 少なくとも今まで見てきた人達よりも多くの税金を納め、社会に貢献しています。一度だって罪を犯したことはない。それに、私は政治家じゃない。私一人で、すべて面倒をみろというのでしょうか? もし、そんな手本になるような、いい人生を送った人がいるのなら、それを私に見せてください」


 精霊は、その言葉に同意したかのように、スクルージがいつも歩きなれた街並みを通りぬけて、彼を案内して行った。

 歩いていく間に、スクルージは、まだあきらめきれず、自分の幻影を見つけようとあちらこちらを見回わした。けれどもやはり、どこにもそれは見つからなかった。

 精霊は、スクルージが前に訪問したことのある、貧しいボブ・クラチェットの家に入った。すると、母親と子供達は、暖炉の周りに集まって座っていた。


 静かだった。

 非常に物静かだった。

 いつも騒がしい次男と三女は、石像のように片隅で静かだった。そして、ピーターを見上げながら座っていた。そのピーターは、本を広げていた。

 クラチェット夫人とマーサとベリンダは、一生懸命に裁縫の仕事をしていた。そして、この三人もまた、非常に静かにしていた。


 ただそこには、病弱なティムの姿はなかった。


 クラチェット夫人は、裁縫の手を止めた。そして、テーブルの上に縫いかけの品物を置いて、顔に手を当てた。


「私の目には色が苦痛だねぇ」と、クラチェット夫人は言った。


「色が?」と、マーサが聞いた。


「時々、目がかすむんだよ」と、クラチェット夫人は応えた。

「ロウソクの光で弱くなるんだろうね。私は、お父さんがお帰りの時には、どんなことがあっても、弱くなった目を見せたくないと思ってるんだよ。もうそろそろお帰りの時間だね」


「遅いぐらいだよ」と、ピーターは言って、広げていた本を閉じた。

「お母さん。お父さんは前よりも少し遅く歩くようになったと思うよ。この少し前の夕方も・・・」


 皆、ふたたびとても静かになった。

 ついにクラチェット夫人は言った。とても落ち着いた機嫌のいい声だった。しかし、一度だけ口ごもった。

「私は知ってるよ。お父さんが歩いて・・・。私は知ってるよ。お父さんが歩いて、病弱だったティムを肩車してね。ほんとうにとても速く・・・」


「僕も覚えてるよ」と、ピーターは言った。

「よく見かけたよ」


「私も覚えてるわ」と、三女が同じように言った。


 皆がそうだった。


「まったく、お父さんはとても軽々と肩車していたね」と、クラチェット夫人は言うと、また裁縫の仕事の続きをやり始めた。

「そしてお父さんは、あの子を愛していたから、それは苦痛じゃなかったんだよ。苦痛・・・。おや、ドアが・・・、あなた達、お父さんよ!」


 クラチェット夫人は、ボブを出迎えるために出入り口へ急いだ。そして少しして、首に毛糸のマフラーを巻きつけたボブが、入った。

 ボブの紅茶が、暖炉の棚の上に準備ができていた。そして、誰もが彼の着替えを手伝おうと、彼ら全員で先を争っていた。

 それから、次男と三女は、ボブのそばに座り、そして、それぞれが小さな頬を彼の顔にほおずりした。


 ボブは、皆と一緒にいることで、とても機嫌がよかった。そして、家族全員で楽しく話をした。

 ボブは、テーブルの上に置いてあった裁縫された品物に気がついた。そして、クラチェット夫人と娘達の巧みさと速さを褒め称えた。


「この三人でやれば、日曜日よりずっと前に仕上がるだろうね」と、ボブは言った。


「日曜日? 今日も行ったんですね、ロバート」と、クラチェット夫人は言った。


「そうだよ、お前」と、ボブは応えた。

「お前も行けるとよかったんだけど。あの、今でも花束の絶えない光景をお前も見れば、どんなによかっただろう。だけど、お前はいつでもそれを見られるからね。私は日曜日には必ずそこに行くことを、あの子に約束したんだよ。私のかわいい。かわいい、あの子に!」と、ボブは泣きだした。

「私のかわいいティム!」


 ボブは突然、泣き崩れた。彼はティムを助けることができなかったのだ。もし、彼がティムを助けることができたら、彼とここにいる子供達は、おそらくティムを遠い存在に感じることになっただろう。


 いつかティムが教会で考えていた「自分の不自由な体を見せることで、困った人に手をさしのべる人が増えれば街中が楽しくなる」という話は、街中に噂となって口伝いに広がり、誰もが心を暖かくし、ティムの考えていたとおりに、困った人に手をさしのべる人が増えていった。それを見とどけて安心するかのようにティムは息をひきとったのだ。


 ティムの死は、街中の人を悲しませ、その葬儀の日には、街中のほとんどの人が沿道に出て、小さな棺が教会に向かうのを見送った。

 その日は、街中が泣いているように、すべての教会の鐘が鳴り響いた。

 その噂は、他の街にも伝わり、ティムの墓に訪れる人が多くなり、花束が絶えることがなかった。


 ボブは、皆の集まっていた部屋を出て、階段を上って二階の部屋へ入った。そこには、まぶしいぐらいの明かりがともされ、多くの人からティムに贈られた沢山のクリスマスのプレゼントや飾りが鮮やかに輝いていた。

 まだ、死んだティムのイスがあった。そして、そこに誰かがいるような気配があった。

 そのイスに哀れなボブは座った。そして、彼は、ティムと一緒に、イスを組み立てた頃を思い出していた。

 しばらくして、ボブは立ち上がり、イスの小さな背もたれにキスをした。そして、彼は過ぎたことだとあきらめた。それから、とても楽しそうにしてふたたび一階に向かった。


 家族全員が、暖炉の火の周辺に集まった。そして、話し合った。

 クラチェット夫人と二人の娘達は、まだ裁縫の仕事をしていた。

 ボブは、スクルージの甥がとても親切にしてくれたことを皆に語り始めた。その甥とは、ただ一度しか会ったことがなかった。


 その日、ボブは街の路地でスクルージの甥が自分の方に向かって歩いて来るのを見かけ、立ち止まった。


「貴方をほんの少し知っています」と、ボブは言った。


 甥は、ボブの顔を見て、心苦しそうに近づいて立ち止まった。


「どこかへお出かけですか?」と、ボブは聞いた。

「貴方が以前、事務所で愉快な話をされたのを聞きました」


「クラチェットさん。私は心からお詫びします」と、甥は言った。

「もし私が貴方に役に立つことができるなら・・・」

 甥は、ボブに名刺を渡した。

「私は今、アメリカに住んでいますが、こちらにも住まいと事務所があります。どうか来てください」と、甥は言った。


 話し終わったボブは泣いた。


「彼は私達のために、何でもすることができるかもしれなかった。彼のとても親切な対応が、すごくうれしかったよ。それは本当に、彼が私達の病弱だったティムを知っていてくださったように思えた。そして、私達と同じように感じたよ」と、ボブは言った。


「きっと彼はいい人ですよ」と、クラチェット夫人は言った。


「お前もそう思うだろ」と、ボブは言った。

「もし、お前が彼にお会いして、そして話したら、私の言っていることが正しくなくても驚かないでくれ。彼は、ピーターに、もっと良い勤め先を紹介してくれると言ってくださった」


「ピーター、よくお聞きよ」と、クラチェット夫人は言った。


「そして、それから」と、ベリンダが言った。

「ピーターは誰かと会社を経営してるでしょうね。そして自分で、会社を創るのよ」


「お前も加えてやるよ!」と、ピーターは言い返して、ニコッと笑った。


「それは、あるいは本当かもしれないね」と、ボブは言った。

「そのうちに。けれども、そうなるには沢山の時間がいる。なぁ、お前。だけど、どんなに時間がかかってもその前に私達は、お互いに別れることになるだろうね。きっと私達は・・・、かわいそうなティムを忘れないだろう。皆、そうだろ。最初に遠い存在になったのは、私達の中で、あの子だったもの」


「決して、お父さん!」と、皆が叫んだ。


「そう私は思ってるよ」と、ボブは言った。

「私は分かってるよ、お前達。私達が思い出す時、あの子がどんなに忍耐強く、そして、あの子がどれくらい愛情にあふれていたか。あの子は弱かったけど、かわいかった。何もしてやれなかったけど、不満も言わず、私達を明るく、楽しくしてくれた。街中の人たちにも愛嬌を振りまいて、歌も上手だったね。あの子のおかげで、救われた人が大勢いるよ。私達は、お互いにたやすくケンカはしないだろう。そして、かわいそうなティムを忘れることは・・・」


「いいえ、決して、お父さん!」と、また皆が叫んだ。


「私はとても嬉しいよ」と、ボブは小さく言った。

「私はとても嬉しい!」


 クラチェット夫人はボブにキスをした。それから、二人の娘達も彼にキスをした。そうしたら、次男と三女も彼にキスをした。そして、ピーターは彼と握手をした。


「精霊様!」と、スクルージは言った。

「あの病弱な、なんの地位も、財力も権力もない、あのティムが多くの人達に暖かい心を芽生えさせたのですね。たしかに、短い人生ですが、手本となる人生だったと思います。ああ、かわいそうに・・・。私もあの子のことは忘れません。絶対に・・・。どうやら私達の別れる時間が近づいたような気がいたします。精霊様のお持ちの砂時計の砂が残りわずかになりましたから。私のあの亡骸(なきがら)は、どうなるのでしょうか? どうか教えて下さいませ」


 精霊は、以前と同じように何も言わず、スクルージを連れて、まっすぐに行った。そして、どんなことがあっても立ち止まらなかった。しかし、スクルージが少しの間、止まるように懇願する声に気がついた。


「この路地は」と、スクルージは言った。

「今、私達が急いで通って来たここは、私が商売をしている場所。しかも、長い間、使っている事務所でございます。その建物が見えます。今はどうなっているのでしょうか? どうか見に行かせてくださいませ」


 精霊は立ち止まった。その手はどこか他の所を指し示していた。


「その建物は向うにございます」と、スクルージは言った。

「ほんの少しの距離です」


 無常な指は変化を受けつけなかった。


 スクルージは、彼の事務所の窓の所へ急いで、中をのぞいて見た。そこはやはり、事務所だった。しかし、彼のではなかった。

 備品が前と同じではなかった。

 イスに座っている人物も知らなかった。

 精霊は前の通りを指さしていた。

 スクルージは、あきらめて精霊に従った。


 やがて精霊とスクルージは、鉄の門まで到着した。

 スクルージは入る前に、ちょっと立ち止まり、辺りを見た。


 教会の墓地。

 そこは価値のある場所だった。

 壁をめぐらせた家のそばで、芝生や雑草がはびこっていた。

 草木の生長は終わり、枯れていた。

 得体のしれない生き物が、とても多く埋まり、悪臭を放っていた。

 毒々しい鮮やかな色のキノコが、おうせいな食欲で太っていた。

 価値のある場所だ!


 精霊は立ち止まって、その中の一つの墓石を指さした。

 スクルージは、ブルブルと震えながらそちらに歩み寄った。

 それでも精霊は、まったくそのままだった。しかし、スクルージは恐れた。彼はその厳粛な姿の中に新しい意味を見出した。


「あなたの示す墓石に私が近づく前に・・・」と、スクルージは言った。

「私の一つの質問に答えて下さい。これが私の墓ということでしょうか? それとも、ボブの子のティムの墓ということでしょうか? どちら?」

 スクルージは、自分には立派な墓を造れるぐらいの財産があり、これは貧乏なボブの子のティムの永眠する墓で、精霊はまだ自分に何かの教訓を与えようとしていると思った。


 まだ精霊は下向きに示し、そして、それは立っている殺風景な墓石に向けられていた。


「精霊様のお持ちの砂時計は、きっと私の人生が終わる前兆を教えてくれるのでしょう。どちらにしても、もし、この悲しみを我慢したら、精霊様は、私を導いてくださるのですね」と、スクルージは言った。

「しかし、もし、私が人生をやり直したとしたら、その終わりは変わるでしょう。ここで何を精霊様は私に示そうとしているのでしょうか? それを教えてください」


 精霊は依然として動かなかった。


 スクルージは、墓石に向かって忍び足で歩いた。彼は震えながら行った。そして指に従い、墓石の上を読むと、誰も訪れることのないこの墓石に彼自身の名前があった。


 エベネーザー・スクルージ。


「そんなはずはない! 私の墓はもっと立派なはずだ!」と、スクルージは膝をついて叫んだ。


 精霊の指は、墓石からスクルージの方に向けられた、そして、また元に戻った。


「なぜこんなことに・・・、精霊様! 私がユダヤ人だからですか? もしそうだとしたら、マーレーにあんな立派な墓は出来なかったはず・・・。ああ、まさか、私は財産を誰にも指一本、触れさせないと、遺言でもしたのでしょうか? 今までの私なら考えられることです。おお、なんてバカなことを!」と、スクルージは叫んだ。


 スクルージは、精霊が哀れむような目で、自分を見ているように感じた。


「精霊様!」と、スクルージは泣いた。そして、精霊のローブをグイッとつかんだ。

「お聞き下さい。私は以前の私ではありません。私は以前のままではいられないでしょう。私はそうに違いありません。もし、この体験がなければ、私は気づくことが出来ませんでした」


 精霊の持っている砂時計の砂が、あと少しとなった時、スクルージは胸を締めつけられるような苦しさを感じた。


「もし、私に・・・望みがまったく・・・ないのでしたら・・・。なぜ・・・私に・・・こんなに・・・辛い・・・体験をさせ・・・るのですか?」と、スクルージは息絶え絶えに言った。


 この時、初めて精霊の手は震えるように見えた。すると、スクルージの苦しさが少し和らいだ。


「善良なる精霊様!」と、スクルージはおいすがった。地面を下へ上へと、彼は精霊の前にひれ伏した。

「精霊様のお力で、私にチャンスをお与えください。そして、私に慈悲深い行いを・・・。私は約束します。私はまだ変われます。私は精霊様から見せていただいた、これらの幻影により、もっと改心いたします」


 情け深い精霊の手は震えた。


「私は心の底からクリスマスを尊びます。そして、一年中それを守ってみせます。私は過去のことを心に刻んで暮らします。現在、そして、未来のことも・・・。すべての精霊様へ。私は努力いたします。私は皆様に教えていただいた教訓をよくかみ締め、面倒なことから目をそらしたりはいたしません。おお、私に、この墓へ入るまでの少しの猶予を与えてもよいと、私におっしゃってください!」と、スクルージは祈った。


 精霊は苦悩しているようだった。

 スクルージは精霊の手をつかんだ。

 精霊はそれを離そうとした。しかし、スクルージは強く、心から握り締めた。そして、精霊を引き止めた。

 精霊は、より強く、スクルージを突き放した。


 スクルージは、手を上げて最後の祈りを捧げた。すると、彼の運命は永久に取り消された。彼は精霊のフード、そしてローブの中に変化を見た。それは縮まり、崩壊した。そして、ベットの下の支柱の中へ小さくなった。


続く

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