第3話
〜2話のあらすじ〜
龍の巣穴から逃げ出してきた渚沙。
安心したのもつかの間、10人程の人に遭遇。
そんな中、前世でのクラスメイトらしき人物を発見。
そして、追いかけられたが…
3章 逃げた・そして家を…
…………
(よしっ逃げ切った)
(逃げっきったけどどうしよう…)
(あれ…私どうしたらいいの?)
(えっちょっとマジでどうしたらいいの⁉︎)
(………一旦落ち着こう…)
(まずこれから生き抜くためにどうするべきかを考えよう)
(まず必要なのは衣食住)
(まぁ衣は必要ないかなぁ)
(なんかこの洞窟?は気温ちょうどいいし)
(龍って何食べるんだろう?)
しばらく悩んだ。
「まじで何食べるんだよー⁉︎」
いくら考えてもいい案が思い浮かばない。
「まさか戻って共食いしろと⁉︎」
「絶対むり!」
「だってあっち側には人間がいるんだよ⁉︎」
[ガサガサ…]
{これで…よしっ…と}
(ん?何の音?…って人間⁉︎)
(ってなに置いて行ったの?)
(人間は…よっしどっか行ったなぁ)
(そーっとそーっと)
「えー⁉︎」
「虫じゃん…」
(ツノと牙は持っていったんだ…)
(もしかして初の食べ物が虫とは…)
[グー]
「あっ…お腹減ってきたなぁ」
「でもこれを食べるのは最終的に困った時にしよう」
「だって虫を食べるのはねぇ」
「さすがに気がひけるなぁ」
(でも何を食べればいいんだろ…)
「私のお母さん見たらほぼ全ての生き物が対象になる気がするんだよなぁ…」
「別の生き物…か食べたくないけど人間や龍」
「いやいや…まずどうやって別の生き物を捕まえて食べればいいんだろ」
「罠を張って捕まえるにも安心して食べれる場所を探さないと」
「今のままだと襲ってこられて勝てる気がしない…」
(そう…今私はとても悩んでいる…何故なら家…そう…家のように安心して食べたり寝たりできる場所がないのだ…)
「蜘蛛だったら蜘蛛の巣で…龍だったら?…」
「岩で作ったドームみたいなのは目立ちそうだし…」
「壁に穴掘ってみるとか?」
(時間はかかりそうだけど…目立ちにくくて良いかな?)
(でも…掘っている最中に目立ちそう…いや…絶対に目立つよなぁ)
「でも…よしっ.もう家作ってやる」
(目立ちたくはないし…!そういえば私、体の色変えれたよな⁉︎)
自分の体の色が変わることを思い出した。
(まず体の色を黒くして…)
(よしっ)
(黒くなったな…)
(よしっ…作業開始だー!)
[ガチッ‼︎]
「かっ…たー!」
(あ〜)
(鑑定とかができたらよかったのに〜!)
《イママデニタメテキタポイントヲシヨウシテ:スキル:鑑定:ヲカクトクデキマス》
(ってスキルポイントって何?)
「まぁ.いっか!」
「っていうか…できるの⁉︎する!獲得しまーす!」
《スキル:鑑定:ヲカクトクシマシタ》
「とりあえず使ってみよう」
「この壁に向かってすれば良いのかな?」
「…鑑定…?」
《壁》
「…つ…使えねぇ‼︎」
「いやもっと使える方だと思ってたのに‼︎」
ゲームではレベルを上げれば上げるほど、便利になる。
と言うことはこれもそうなのか?と思ったのでやってみた。
…………………
「ふっふっふ…鑑定のレベル上げてやったぜ‼︎」
「鑑定…《洞窟の壁:とても硬いが削ることは可能:高温に弱い》」
「ほぅ…なかなか使えるようになった…試しに自分を鑑定してみよう!」
「鑑定…
《龍種:スモールレッサードラゴン:スキル;ファイヤー【level1】ウォーター【level1】鉤爪【level1】
集中:【level1】隠密【level1】擬人化【level1】鑑定【level2】》」
「うまくいった…のか?」
「後で他のも試してみよう!」
「とりあえず鑑定さんの言っていた通りにしてみよう」
「ファイヤー…」
[ドゴゥオン]
「オォー…成功した…」
「けど…目立つなぁ」
「見つかる前に早く作り終えよう」
〜あとがき〜
書くのが遅くなってしまいました、すみません。
そんな中読んでくださった方、ありがとうございます!
これからも頑張って書いていきます!
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