世界の違いと現状

異世界教典(ライトノベル)に興味の無い花桜と茜は、聖なる力で世界を癒やし〜などの転生巫女聖女伝説など知らないが、ロゼに関わる事となると真剣みが、増し学ぼうとする 。


「よくナユタンが、貴族に囲われる〜のは、駄目ダメ言ってるけど貴族に雇って貰えば、良くない?」ブ〜ンと重低音が、響きナユが、現れる。


「「ぶっ…なにそれ」」ビールを飲んでいたジノも吹き出し。慌てて台拭きんでテーブルを拭く。床ロボが、おそうじ〜とくるくる吹き飛んだビールの掃除をする。


「なにって〜ナ闇でぇす。悪事なら任せてぇ」闇のコスプレをした那由多が、しなを作りテーブルに腰を掛けるが、テーブルに座らないと花桜に一括される。


「全ての貴族が、悪いとは言わないけど、権力や財力を持つと人間は、欲深く更に力を求めるのよ〜。ジノもバカ貴族に利用され奴隷に落とされ死ぬとこだったでしょう。この世界は、民主主義で守られている日本と違うの…よ。

ここは、王政貴族絶対主義。貴族を舐めたら殺られちゃうのぉ。だから行動は、計画的に綿密にやる時は、徹底的にね」


「ねって…どこまで計画は、進んでるの?」ロゼのほっぺに飛び散ったビールの滴を拭きながら、ぷにぷにほっぺを堪能する茜。花桜に起きちゃうよと注意されるが、止められない。苦笑いしたルセが、そっとロゼを手渡す。少しむずがるが、ひと月余り馴染んだ手の内やがてプスプスと寝息を立て始める。


「まだ情報を集めてるが、王都に行かないと詳細が、掴めない。いっそ罠を張るかとも考えるが、貴族にロゼが、拐われると面倒になる」


「そんなに悠長な時間も無いかも〜」ナ闇に並ぶ・背丈が、縮んでいる闇。どうしたのと聞く花桜にスリ寄り闇は、哀れな声で訴える。「光魔素が、渦巻く所よ〜チリチリして大変だっのよ〜」


そっかご苦労さんとテーブルに置いて有った。一味の瓶を渡され一気飲みをする。これもどうぞと白コショウの瓶も渡され一気飲み…盛大にむせる。


「「「しぃ〜…ロゼが、起きる」」」


むせたら少し太った闇は、一味のお代わりをする。棚に並んだ七味唐辛子とカレー粉を花桜から貰い飲みながら、体を張って集めた話を進める。


「大司祭長が、老衰で死にそうで、派閥争い中に聖光の巫女もふたり加齢で魔素が減少・次の巫女長をエリナにと押す。アクバ司祭長補佐が、大伝奉所の乗っ取りを貴族と企んでいるのよ〜。地方のちびっこは、お呼びでない」


「エリナとの決着は、どうする。奪われた魔素を取り返すんだろ?」「それはロゼが、成長すれば、自然と帰ってくるし…もう面倒ぅ〜」


「今は良くてもいずれ関わるなら早い方が、良くない。アクバが、乗っ取る前に。現状勢力は、どうなの?」「そっちは、穏健派と言うか〜ルセが、知ってる貴族〜バウス?の名前も聞いたような〜ナユに持たされたカメラを仕掛けたから。あたしはこれで」棚の辣油の瓶を鷲掴みにして闇は、姿を消した。


「穏健派に接触して見るか?エリナ周辺で、魔素を失った者も探って欲しいとこだが…」「辛味調味料増やすか?ハバネロとか」そこでは、無いとジノは、呟きながら立ち上がり床ロボにビールの空き缶やつまみの空袋を渡し。


「日も変わった。俺は寝る」すでにロゼを抱き寝始めた茜を揺すり寝床へと向かう。





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