ルセ&茜 似せてみよう
3者会談より2日。
廃村のドーズを拠点に闇の巫女伝説を始める事になる。シナリオは、廃村ドーズで甦った巫女が、闇の巫女になり姉巫女に復讐。王都の伝奉所から追い詰められドーズに封印から〜気楽な引き籠り生活イェイ〜。
どうにゃ?とナユタンが、絵で説明
「「「いいと思う」」います」
しかし肝心のロゼが、今日も茜にびったりでまたトイレ前で、べそをかく。
桃が大きなくまさんを見せるが、イヤイヤ…「はい〜お待たせぇ。茜登場ぅ」歓声を上げ飛び付くロゼ。
帰宅したジノが、寂しげにランドリーの椅子に座るルセの肩を叩き励ます。早く育てのルセに手渡したいが、上手くいかないものだと呟き背負い袋など行商荷物を置いて風呂に行く。
最近は桃が、洗ったジノの服を上がり場の籠に入れ棚に置いておくので、手ぶらで入って来る。
「いっその事。ルセと茜どちらでも安心出来るよう似せてみるのは…慣れたらこそっとルセだけになり、茜はコスプレで別人になる…どうかな」ロゼの小さい司祭服を作りながら花桜が、妙案を出してくる。
少し似ている茜とルセ。「やってみよう…先ずは、髪型と色〜」
長いルセの髪を肩でレイヤーカット、色も茜と同じ赤み掛かった色に染める。服装もジーパンとTシャツ・オマケに長いチェーンを腰に巻き太いネックレスにゴツい指輪と茜が、私物で飾り着ける。渋谷に居そうと花桜が笑う。
続いて司祭服。ルセが、着ていた司祭服は穴が、空き袖口や裾も擦り切れいる。似た服を古着屋で買い求め着ていると聞き花桜が、張り切ってふたり分+ロゼのを縫っていた。今はロゼの服の仕上げ中。
早速 ふたりにTシャツの上に着てもらう。出来栄えの良さに喜ぶ花桜。いつの間にかナユタンが、現れ撮影会が、始まる。楽しくなったロゼも参加。
見た目の他にロゼが、茜の髪の匂いを嗅ぐ癖に気が付いた。ジノの助言でbodyシャンプー他のバス用品も共有。ルセの体臭は、余り強く無いので香りが、変わる事が無く。全てを揃えた結果・男女の双子が、そこにいた。
「似てるなぁと思ってたけど…やっぱ似てる。細かいパーツは、違うけど」これで早く慣れて欲しいと皆が思う。今夜から一緒に寝てと言われドキドキするルセだが、男と思えば良いと茜に言われ更に緊張した。が…ロゼと茜の寝相の悪さに何度も目覚め薄布団を掛け直し少し寝不足の朝を向かえた。
それも一週間で慣れロゼの茜追いも収まり。抱き寝を入れ替えても目覚める事も無くなりルセと昼寝をするまで慣れて来た。ひとり寂しげな茜に桃が、クマさんを貸してくれる。
床ロボ掃除班のドーズ伝奉所跡地の手入れも進みロゼが、茜を離れたら少しずつ滞在時間を増やしドーズに住み闇巫女作戦を開始する。
ナユとルセの情報交換も、続き異世界の進んだテクノロジーなどに驚くルセだったが、こちらでは使えない事を残念に思うものの記録石などの魔道具を積極的に利用するとワクワクしている。
意外とオタク気質ありとナユが、笑うコスプレにも興味有りそうと蛍桜のドレスを出して着て見る?と進めたが、それは〜と断られた。桜色のドレスの裾を握り着たいと離さないロゼにドレスの余り布を見せこれで作くると準備。ルセを連れ初めて入る。花桜の裁縫室で楽しげなロゼをドア影から眺める茜。トボトボとフロアに置かれたロゼのうささん縫いぐるみを抱き締める茜の背にジノの励まし平手が入る。涙目で睨むと頑張れと行商に出掛けた。
別れが近いと判っては、いるが認めたく無い自分に気が付き更にロゼの臭いが、する縫いぐるみを抱き締める。
朝のパンケーキの匂いがした…
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