第5話 無華魔
「ふう・・・、なんとか倒せた・・・」
経験値と500ゴールドを貰った。
しかし、このまままた敵に遭遇するのは正直キツい・・・
一度町に戻って作戦を練ろう・・・
「おお、マナブよ。逃げ出してしまうとは情けない・・・」
「じゃかぁしい役立たずのブサイクが!!!」
町に戻りました。
当てもなく街を歩く。
何か良い方法はないものか・・・
そこへ、短髪で黒髪のいかにも元気っ子というタイプの女の子が道でうずくまって何かを探していた。
武闘家のように見える。
「イヤリング〜、あたしのイヤリングぅ〜」
どうやらイヤリングを落としたらしい。
自分の足元を見ると銀色に輝くイヤリングが落ちていた。
「これですか?探し物は?」
「あ!これこれ!ありがとうございます!
あ、その手に下げてるのはドラゴンキラーですね!?
前から欲しかったんだ〜」
俺はいいことを思いついた。
「君、このドラゴンキラーをあげる代わりに、俺達の仲間になってくれやしまいか?」
「え!ホント!くれるんですか!?なりますなります!
フゥー!やったーーーー!」
これで戦闘も少し楽になるかもしれない。
あとこの子かわいいから目の保養にもなる。
我ながら一石二鳥。
「おお、マナブよ、かつての勇者は1人で世界を救ったのですよ。
そんな小娘の戯言に付き合っている場合は・・・」
「じゃかぁしい!この嫉妬に狂った役立たずのブサイクが!!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます