ひとりじゃない

「ひとりじゃない」その言葉を信じることができなかった理由は、前にも言った通り裏切られるって思ってたから。

けど、君に出会ってその考えは変わった。

裏切られるんじゃなくて、私自身が壁を作って『どうせ話したって理解してくれないじゃないか』って思いこんで話をしなかったんだって。

そこまで私の心は狭くなっていた。

心が狭いという表現とは少し違うかもしれないけど、周りの人たちを信じることができていなかった。

信じることができていたら少しは違ったのかなって最近思うけど、昔のことは思い出したくないし戻りたくもないから君に出会うまでの自分から変わることができているから気にしないことにしてる。

君が私の目をじっと見て何度も「ひとりじゃないよ」ってそう言ってくれたから。

たったそれだけ、それだけのことで私は心から君を信じることができた。

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君といた時間はなんだろう @po_aya

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