君の言葉
私は君に出会ってすごく変わったと思う。
君に出会う前の私は、人生に絶望していたし、心がボロボロで、生きるので精一杯で心からの笑顔なんて忘れてた。
でも、私は心が弱いことを隠しているつもりでいた。新しく出会う人たちにバレたくなかったんだ。
だけど、君は最初から気づいていたんだ。
君と話すようになって初めて学校帰りに話をしていて家に帰りたくないと駄々をこねた。
そしたら、君はぎゅっと抱きしめて「ひとりじゃないよ」って言ってくれた。
それまでの私はどんなにひとりじゃないと言われても信じてこなかったし、どうせ裏切るものだからと信頼すらしていなかった。
そんな私が、「ひとりじゃないよ」と君に言われてすんなり「そっか。」って思えた。
馬鹿馬鹿しくもおもえるけど、君は裏切らないし本当に一人にしないって感じたんだよね。
実際君は私をひとりにはしなかった。
物理的にはひとりであっても、君はいつも私の話を聞いてくれて、私がきついといえば家に来ていいよって言ってくれた。
君の言葉に私は何度助けられたんだろう。
暗闇の中でひとり怖がっていた小さな子どもは、その温かい光と声に吸い寄せられて、元気いっぱいの明るい子になった。
そんなイメージができるくらいに君の影響は大きかった。
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