Seg 63 蒼の覚醒 -03-
「え、まさか……ここ結界の中!?」
街の人々がすべて消え、
建物や
だが
比べて、木戸の結界はどうだろう。現実空間の再現度がとてつもなく高く、そして広かった。
ざっと
彼の能力も
「これほどの
力の差を
「す、すまない。
「だからといって、ぼーっとしないでください。アヤカシの大量
「うむ、大量
平静を
とぼけないでいただきたいと言いたげに、ミサギの
快晴だったはずが、いつの間にか黒い雲が
「え? あれアヤカシッスか?」
「さっき、ユウ君が
「まとめてって、え? アヤカシが出てくる入口の部分を
「例えば、空間を
空どころか、この空間どこかしこからもアヤカシが
なんともはや。
アヤカシは、
ミサギが
「やっぱ、あんた
「
「だぁーいじょうぶっ♪
一方、ユウも空を見上げていた。
シミがじわじわ
「まだ出てくる……!」
再び構えようとする前に、
「上空のアヤカシは
「できるだけ早めにぶっ
「
ユウに言いながら、ミサギは
「ヒヒッ、じゃあ
アスカは、ユウをポンポンと
「ユウ君、あいつを気絶させることはできる?
「え、
ミサギはユウと
「ちょっと事情があってね。
動けなくさせるだけでいいから」
ミサギから初めての
ユウは今までで一番
「無理はしないように。したら、
「えっ!? 消すのはダメなんじゃ……」
「そう。だから君が
「はいっ!」
ウォアアーアアーァアアー
少年は、
対するユウも、
「あいつを消さない……でも動けなくする……!」
口元で
――
知らず知らずのうちに、ユウの口から
一度たりとも
先に動いたのは少年だった。
ユウの頭上へと
だが、
キョトンとする少年に、
「!」
身体に
頭が理解に置いて行かれ、空中を泳ぐ
ふわりとした感覚に
周りの空間にあるものの動きが
身体も思いのままに動かせたユウは、少年の
勢いのままに
対して少年は
立ち上がろうとするが、
だが、チャンスだ。
今、
「っぐううぅぅう!」
花散るが先か、
しかし
少年は、
後ろへ後ろへと
ユウの足元から花びらが
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