Seg 59 ハルのおとずれ -03-
数日後。
ユウは、ミサギに連れられ再び
「……ごめいわくを、おかけしました……」
ミサギに、アラミタマを前にした自身の様子を知らされ、自分がいかに
「
「今回、君が無事で何よりだ」
下げた頭を
それだけで、
「
今回、仕事の
アラミタマの強い
結果的に
かろうじて
しょぼくれたユウとアスカが、トボトボと木戸の
「……気になる?」
「うわっ!?」
アスカが耳元で
「君は気を失っていたから知らないよね。あの日、
ちょうどいい、とアスカは
「ユウ君もおいで。良かったら包帯の
と、返事をする前にユウを引っ張って
見た
「!?」
「
「
つきっきりだったのか、声に元気がない。
「
言いつつ、
ユウは少年を見る。
初めて見る顔だ。
包帯が顔半分を
アスカも
慣れた手つきでテキパキと
ユウはただ見ているしかできなかった。
「気分悪そうッスよ? ……なんなら、休んでた方がいいッスよ」
「ううん、
言った本人が青い顔をしていて、逆にユウが心配の悲鳴をあげた。
「おーい、包帯
アスカの指示に、
それにしても、とユウは
理由もわからないまま、だんだん
ピシリ
寒いわけでもないのに手の、身体の
黒い
そう、これはまるで――
「……アヤカシ」
ユウが
「あ、気がついた!」
アスカが
むくりと起き上がり、
「ここは
アスカが
何かを
「るぐぉぉ……」
オオーウァアーォォ……
少年の発した
◆ ◆ ◆
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