Seg 58 ハルのおとずれ -02-
まだ目覚めないユウを
ミサギは
「まったく重くはないけれど、今の
意識の無いユウをお
「はは……
ふわりと
だからだろうか。
――もう、
――ケガをしてほしくないです……!
考えれば考えるほど、
「生まれた時から
今のまま、ずっとユウを
ガサリ
森の木々が
「動くな《ヴェスェス》」
案の定、
やれやれと、正体を
「!? 君は――」
言おうとしたところで、みっちゃんとアスカの声がけたたましく
ミサギとユウを
彼を呼ぶには充分だった。
◆ ◆ ◆
「……!
まさか。
東条ミサギに限って――
万が一なんて事が……
心配が
木戸を追いかけ、木々をすり
陽もほとんど
「……はっ! 時が止まっちょったがな!」
「
「あーもう! 心配したよー! プライバシー
「そんなものつけたら、今後
ミサギに
「それより、急いで手当てをしてほしいんだが」
森のせいでよく見えないが、きっと
「ユウどん、
「いや、ユウ君はただ
言いつつ
十代後半ほどの少年。
あまりにも
はっきりと判別できたのは、アスカが再び
「ちょっ! あんまり明るくしないでくださいッス! ただでさえグロくて――うぉぇえ……」
「だったら向こうに行っていろ! ヘタレ助手が!」
「
「任せて! 飛び級して医術も修めたしライセンスもあるよ♪」
「すごいな……イヅナの研究者の名前は
「この子すごい生命力だよ。明らかに失血死の
「それはいいから」
アスカの
「やっぱり……
一堂が静まり返る。
『……はあぁぁあっ!?』
「
「お、
遠くで
同時に、
「まてまてまてっ! 頭の回転が追いつかんがな! てか、CMソングで場をかき
「うちのバカ助手がすまない!」
場が落ち着くまで待てず、ミサギは少し
「確か
言って、示す
「た、確かに……聞いていたものと同じタトゥーだ。だが――」
「か、
「報告についてなら心配いりませんよ。
「ほ、本当か? 助かる……いや、任せろ!」
当然の事だと、
「もちろん。
「ご用意できております」
と、木戸。
「だそうだ」
まさか、
◆ ◆ ◆
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