Seg 48 学び勉めて睡る刻 -01-
「はぁ~い♪
ではでは、お勉強の時間はじまりはじまり~♪」
カミノヨ作戦が発令されてから数日。
「今回はお話だけでなく、
わーいやったね! お得だよ~♪
場所は、ミサギ君の
自身の研究の記録も
アスカは、講義の先生としてユウに特別
個人の
後方までしっかり声が
最前列の
おまけに、学ランに
当然、
「ここまでする必要あるの?」
「ユウ様がお学びになるのであれば、これくらいは当然です」
「ああ、
そう言って、
「なんやねん、ミシェ子てっ!」
お約束のツッコミを
一方、その様子を遠くから見ていたミサギは
ようやく仕事が落ち着き、ユウに
アスカに
「あのねミサギ君。
アスカが周りをチョロチョロしながら
「知らないよ。仕事入ったし、行ってくる」
ぷいっと出かけてしまった。
「あの、ミサギさ――」
ユウは
残り散った花びらを見て、木戸の能力で
アスカがポンと
「君が気にする必要ないよ。あれはいつもの事なんだから」
「だけど……」
「せやせや。なんだったら、帰ってきたときに『ミサギどん先生教えて~』言うたらええねん」
ユウは、モヤモヤした不安を
◆ ◆ ◆
「そいじゃあ改めまして!」
アスカは両手をパンッと
「アヤカシについて、基本的なことから国軍しか知らない あんな事こんな事を特別公開~!」
アスカは、電子黒板にデカデカとタイトルを
『よろしくお願いします!』
生徒のユウとみっちゃんが
「うむ♪ 良い返事!」
アスカは、電子黒板をコンコンとタップし、『アヤカシといえば?』という
「では
「目が赤い」
「機械が
「うんうん、いいよいいよ♪ どんどん言って!」
アスカは楽しそうに
「人に見えへん」
「とにかく
「うんうん♪」
「
「人を食おうとする」
「うん……?」
「集団で
「……」
「うん……
みっちゃんが、少し
「……気を取り直して、基本中の基本からいこうか。
まず、アヤカシとは、漢字で書くとこのよーになりまーす」
アスカが電子黒板をコンコンと軽くタップすると、
「昔は、
「はーい、せんせぇ」
低い声を無理やり
「はいそこの……キモいよミシェ子」
「アヤカシはぁ、なぁんで人に見えないんですかぁ~?」
アスカは、心底気持ち悪いものを見てしまったと顔を
「
アスカは、黒板に表示した人体に、電子ペンで赤くバツを記す。
「人の身体は、
「ほなら、
「うん、それなんだけど、
ああ、とみっちゃんは
「ユウ君が協力できたらいいんだけど、さすがにお上から強く止められちゃってね~」
言いながら、チラとユウを見る。
ユウは、
アスカも
「
アスカがタップするごとに、
だが、
「『目』のある場所って決まっとるん?」
「個体差によるけれど、大体が身体の中央部分、特に
「ほうほう」
「アヤカシは『目』を
アスカは黒板を強く
「アヤカシ退治の方法としては
「ええええっ!?」
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