Seg 17 言葉綴りし者たち -04-
ある者は、コンプレックスが再現され、また別の者は
しかし、必ずしも
と、いうのも、
しかし、試練は始まってしまった。
この門の中では、ユウに対する試練が始まっているはず。それが何かは、字
わからないはずだが、天から
――似てない……お
――もとが青い
「なんだ? 何が起きている?」
長年、字
不快な声はさらに降り注ぎ、その言葉に
――さっきの
――バケモノ……まだ包帯巻いて白々しい……
――あいつだけ
「これは……あの子の試練……? いや、記憶?」
――あの子の周りでだけ、おかしなことが起きるよ
――奇妙な……呪われているのでは?
――恐ろしい……
ユウを否定する声に空を
――ボクはただ、こわくないよって言いたいだけなんだ
「!」
水の
「ボクって、そんなにこわいこと、してる?」
「……」
「おなじことでも、きちんとしていても、ボクがするとみんなはこわがるんだ……ダメだっていうんだ」
ユウは今にも泣きそうな表情だ。
「ちがっても、おなじでも、ボクではダメってみんないうんだ」
「……っ」
本能が、
試練である以上、ユウ自身がやらなければならない。
だが、今までにない事態が起きている以上、
――あの子は?
――どうすればいい? あの子がこちらへ来ないと……
「ボクは、バケモノでしかない」
水のように
――化け物
その言葉に、
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