お店とお家を改装しよう!
朝起きて準備をしたら、宿を出る準備をしてから食堂へ向かおう。キャルさんに挨拶をすると、朝ごはんを持ってきてくれた。
みんなで美味しくご飯を食べたら、キャルさんに宿を出る手続きをして貰ってから宿を出る。
また籠にみんなに入って貰い、籠を抱いて歩いて行く。みんなも楽しくてぽよぽよ揺れている。お店の中に入ると、みんなを降ろしてあげる。
『ハル、ここなのぴよ?』
「うん、今日からここがお店でお家だよ~!」
『やったぴょん!』
みんなはお店とお家を探検している。私はその間に、まずはキッチンを作ろう。大きな冷蔵庫と冷凍庫、大きなオーブンも作っちゃおう。コンロも自分で作れそうなので、次々に作っていく。棚も使いやすいようにどんどん作っていく。
(うーん……キッチンはこんな感じで良いかな。後は使ってみて直していこう)
今度はお店を使いやすくしていこう。カウンターの横にショーケースを作って、中にケーキとかも置けるようにしておこう。
後は、入口から右の所に大きな窓があるので、その辺りにこたつを5個作ろう。テーブルが少ないけれど、それはそれでのんびりお店が出来るから良いかな~。
さすがに靴を脱いで上がるのが抵抗があるかもしれないけれど、たまにはそんなのも良いかもしれない。ついでに足と靴をクリーンと除菌できるようにしておこうかな。
兵士さんとか騎士さん達を見ていると、革靴をずっと履いているから、足を綺麗に出来るのは良いかもしれない。こたつの機能で付与してみよう。
後は、みんなが運びやすいように通路も広めにしておこうかな。やっぱりみんなが運んでくれると絶対嬉しいよね!
(もふもふこたつカフェ! 絶対癒される!! 素敵すぎる~!)
『ぺんっ! こたつなのぺん~!』
「ふふっ、こたつカフェだよ~。でも、みんなには出来たら運ぶお手伝いをして貰えると嬉しいかな」
『任せるくま!』
『が……がんばる……ぺん』
「ふふっ、バニラは特にこたつが好きだもんね。お部屋にもこたつを置こうね!」
『やったぺん! ハル、大好きぺん~!』
カウンターとこたつが出来たので、後は商品棚をいくつか作ろう。お店がどんどん出来て行くのがとても楽しいね。こんなに簡単に思った通りに出来るって、やっぱり錬金スキルさんはステキなのです!
お店の改装が大体終わったら、今度は2階のキッチンをまずは整えよう。こっちにも大きなオーブンとか冷蔵庫を設置して、みんなが座れる椅子付きのテーブルを作る。
次はお部屋は3部屋あるので、1部屋は遊具部屋にしよう。ブランコ、シーソー、滑り台、ハンモックを作る。
作っていると、みんなが覗きに来てそのまま遊び出した。
『ハル、この板なにこん?』
「これはシーソーって言うんだよ。こっちに乗ってね、もう一人はこっちに乗ってね。それでこうやってぱったんってすると面白いかなって」
シフォンとバニラは交互にぴょんぴょんしながら遊んでいる。
『ライチもやりたいぴよー!』
『良いこんよ!』
シフォン、変わってあげるのは偉いんだけど……ライチがぴょんぴょんしても軽すぎて動かないよ?
『なんでぴよー!!』
「ふふっ、ライチは軽いからね。お手伝いするね」
『やったぴよー!』
(相変わらず可愛いなぁ~)
遊び方が分かると、みんなで仲良くぴょんぴょん遊べているみたいだ。いつまででも見ていられるくらい可愛いけれど、お部屋を整えないと今日寝られなくなっちゃう。
寝室には、みんなで広々と寝られる大きなベッドを作っちゃおう。落ちても痛くないように高さがあんまりないように作っておこう。
後はクッションとかも沢山作っておこうかな~。グラセリア王国で生地も沢山採って来られたから、色々作っちゃおう。こたつの所にもクッションを沢山置いておくと良いかな。
みんながベッドから落ちないように、周りをクッションで囲んでおいた。これはこれで、私も気持ちよさそうだね。
そろそろお昼ごはんにしようかな。今日はアイテムボックスにある物を食べようかな~。お夕飯の時はキッチンを使ってみよう。
テーブルにアイテムボックスの中にある、おにぎりとかサンドを出して好きな物を食べて貰おう。遊具室からみんなを呼んできて、クリーン魔法を掛けて綺麗にしてあげながら、テーブルに乗せてあげると、一緒にご飯を食べ始める。
『いろいろあってたのしいぴよ~!』
『そうこんね!』
「ふふっ、自分で好きなのを選べるから楽しいよね」
『ふふっ、色々食べたくなって困っちゃうぴょんね』
『沢山食べちゃうくまね』
みんな大分食べられるようになってきたもんね。私と分けて食べていたけれど、足りてなかったんだろうか……これからはもっと沢山食べられるようにしてあげなきゃかもしれないね。
みんなで仲良く美味しくご飯を食べたら、午後はお店でお料理をしたり、お菓子を作ったりしながら足りない物を作っていこうかな。
そういえば、いつお店をオープンしようかなぁ……うん、5日後にしよう! それまでに色々作っておかなきゃだね。
作業をしながらも色々考えて、みんなのお菓子をメインに置くとして、後はお茶も色々な種類が欲しいかな。普通の紅茶の他にアプルティー、オレンティー、フルーツティーにしようかな。
焼き菓子系はその時の気分で色々変えていこうかな。
『ハル、どうくま?』
「うん、色々考えながら作ってるよ~。でも、みんなのクッキーをメインに置きたいんだけど、どこがいいかな?」
『ここのカウンターの上はどうくま?』
「あっ、それは良いね! やっぱりみんなのクッキーが並んでいるのを見て欲しいから、そこにしよう!」
ショーケースの上に並べる事になった。並べたみんなのアイシングクッキーが正面から見えるようにガラスのカバーを付けたケースを作ろう。材料を出して錬金して設置する。
『くふふ、ぼく達のクッキーが並ぶくまね。とっても楽しみくま!』
「ふふっ、絶対に可愛いよね! 毎日嬉しくなっちゃうね」
ひぃろがこたつの方にぽよんぽよんしていくと、今度はベリーがぽよんと跳ねて来た。
『ハル、私とシフォンのアイスも作るぴょん?』
「うん、もちろん作るよ~!」
『やったぴょん!』
冷凍庫は作ったから、盛り付けする場所を作らなきゃだね。カウンターの内側に作業台を作る。お店の中はこんな感じで良いかな~。
お店のキッチンが広いのは良いけれど、実は錬金スキルさんを多用しているから、そんなに使う必要がなかったりもするんだけどね。
忙しい時は錬金スキルさんに頼んで、のんびりの時は作ろうかな? そのまま錬金スキルさんに頼りっきりになりそうな気がしなくもないけれど……。
だって、錬金スキルさんに頼むと綺麗に思った通りに出来るんだもの……。と、とりあえずキッチンには錬金ボックスを作っておこうかな。みんなのおやつとお茶を出せるようにしておこう。
ついでにお昼ごはん用のおにぎりとサンドを出せる錬金ボックスも作っとこうかな。
上級の付与が出来る宝石をこんなに使って良いのかとちょっと思うけれど、なくなったらまた採りに行けば良いよね!
それよりも、快適にお店が出来るようにする方が良いかな。みんなにも好きにおやつを食べたりして欲しいしね。
こんな感じでお店が出来たけれど、明日はお店に置く商品を作らなきゃだね。
今日はこれくらいにして、2階のキッチンの使い勝手を確かめてみようかな。みんなに声を掛けて2階に上がると、キッチンでお夕飯を作り始める。
今日はオムライスとスープにしよう。キッチンの真ん中に大き目の作業台を作ってあるので、とてもお料理が作りやすい。導線も問題なさそうだね。
スープを煮ている間にオムライスを作る。今日も大きなオムライスを作って、みんなに好きなだけ食べさせてあげよう。
準備が出来たら、テーブルに準備をしてみんなを呼んでご飯にしよう。
「みんなはこのお家はどうかな?」
『たのしいぴよっ!』
『楽しいぱんよ~』
「ふふっ、良かった!」
『遊ぶお部屋嬉しいこんっ!』
『とっても楽しいのぺん。それにこたつも嬉しいぺん~』
「うんっ、こたつはみんな大好きだもんね!」
『お店も素敵だったぴょん。とっても楽しみなのぴょん』
『ぼくも沢山お手伝いするくまよ!』
みんなも次々にお手伝いを頑張ってくれると伝えてくれて、とってもにこにこ笑顔になっちゃったよ。みんなとお店が出来るのがとても嬉しいし、とっても楽しみだ。
「ふふっ、みんなありがとうね。一緒に楽しんでお店をやろうね」
その後はお風呂に入る。お風呂には、新しい滑り台を作り直して置いてあるんだよね。今回の滑り台はお風呂の中をジェットコースターみたいにくねくねと回る滑り台にしてみた。最後はもちろんジャンプしてお風呂にじゃぼーん! と入るんだよね。
みんなが楽しんでくれるといいなぁ。お風呂に入ると、大きな滑り台に、みんなの目がキラキラになった。
(ふふっ、かわいいっ!!)
階段も作ったので、自分で上がって滑れるようにしておいたんだよね。ちょっと高い所から滑るから、ドキドキしちゃいそうだけどね。
『きゃーぴよっ!』
じゃぼーん! とお風呂にジャンプしてきたライチを抱っこしてあげると、もう1回行くぴよー! って楽しそうだった。
みんなも大喜びで滑り台を滑っている。いくら見てても飽きないくらい可愛い~!
お風呂から上がったら、ドライヤー魔法で乾かしてあげてブラッシングしてあげる。もふっもふのふわっふわで、むぎゅっと抱っこすると気持ちが良い。
新しいベッドに行くと、みんなはぽよんぽよん跳ねて遊んでいる。クッションが沢山あるのも楽しいみたいだね。
みんなで沢山遊んだら、むぎゅむぎゅっとすりすりっとしておやすみなさい。
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