試作とお祭り準備
次の日、朝起きて準備をしたら朝ごはんを作ろう。今日はみんなが大好きな卵サンドとミルクティーにしよう。
テーブルに準備をしたら、みんなをテーブルに乗せてあげて一緒にご飯を食べよう。
『この卵サンド美味しいぺんっ!』
『私も大好きなのぴょん!』
「ふふっ、美味しいよね~」
みんなで仲良くご飯を食べたら、みんなにはのんびりしていて貰う。私はまずは鉄板を作ろう。
鉄板は、1列に10個作れるようにして、2列にしようかな。片方は平にして、立つようにしたい。ひぃろみたいなくま焼きと、タルトみたいなパンダ焼きを20個ずつ作れるようにしよう。
まずはひぃろのくま焼きの鉄板から作ろう。日本にいる時に良く見た、たい焼き屋さんの鉄板を良く思い浮かべて、くまの形で20個一気に作れるようによく思い浮かべる。
「錬金!」
材料が光り、光が収まると鉄板が出来た。まずはこれで作ってみよう。とりあえず、コンロで使えるように土台を作って焼いてみよう。
生地も作って準備が出来たら、くま焼きを作ろう。コンロの火があたる8個分を焼いてみよう。油を引いて、生地を流そう。
少し焼けたらパタンと閉じてひっくり返す。うまく焼けるといいなぁ。少し待っていると、とっても良い香りがしてきた。
『ハル、良い香りがするぴょん~』
「ね~、早く焼けると良いね。うまく焼けるかなぁ」
そろそろ焼けたみたいだ。平な方を下にして、開けてみると……ひぃろみたいなくまさんが8匹!
(かーわーいーいー!!!)
「きゃーっ、上手に焼けたよ!! かわいいっ!」
『ひぃろそっくりなのぴょん!』
「ふふっ、ステキなカステラだね~」
『ぼくがいっぱいくま!?』
「あっ、ここにもくま焼きが! あ~んっ!」
『きゃー、食べられるくまー!?』
むぎゅっと抱っこすると、にこにこなひぃろになった。
『くふふ。上手に焼けてるみたいくまね』
「そうだね。1個食べちゃおう」
みんなにも味見をあげて食べてみると、外はカリっと中はふんわりしたカステラが出来た。
「うん、美味しいね。よし、パンダ焼きも作ろう!」
材料を出して、パンダ焼きの鉄板をよーく思い浮かべる。
「錬金!」
材料が光り、光が収まるとパンダ焼き用の鉄板が出来た。こっちも焼いてみよう。
くま焼きと同じように、油を引いて生地を入れて少ししたら、鉄板をパタンとしてひっくり返す。
少し待つと、パンダ焼きも上手に焼けた。
『ぼくがいっぱいなのぱん』
「ふふっ、タルトも美味しそうだね~」
『ハルったら、分かってて言ってるぱんね』
「ふふっ、だってみんなが可愛いんだもの!」
タルトもむぎゅっと抱っこしてなでなでする。うちの子達は世界一可愛いんだもん!
鉄板が出来たから、他の子達のお菓子も作ろう。アイスとパーツを別々に錬金して、アイシングクッキーも錬金して作っちゃおう。沢山作ってアイテムボックスに仕舞っておこう。
材料を沢山出して、まずはライチのアイシングクッキーを作ろう。とりあえず100枚作ろうかな。よく思い浮かべてから錬金スキルで作る。錬金をするとライチクッキーが沢山出来た。
(か、可愛すぎる……ライチクッキーがいっぱい~! きゃー!)
次はバニラのアイシングクッキーを100枚作ろう。よく思い浮かべて錬金すると、バニラのアイシングクッキーが沢山出来た。
(バニラのクッキーもかわいいっ!!)
次は、ベリーの耳のクッキーを200枚と、シフォンのしっぽのクッキーを100枚作ろう。
(しっぽと耳のクッキーだけでも可愛い~!!)
『ハルがなんだかご機嫌くま』
「ふふっ、だってみんなの形のお菓子が可愛すぎるんだもんっ!」
『くふふ』
そろそろお昼ごはんにして、食べたら商業ギルドに行って来ようかな。まずはお昼ごはんだね。
甘い物ばかり見ているから、甘いのは止めておこう……焼きおにぎりにお出汁を掛けて食べよう。おかずはココ肉の照り焼きを作ろうかな~。
ココ肉の照り焼きとお出汁を作ったら、テーブルに準備をしてみんなでお昼ごはんを食べよう。
甘い物ばかりだったから、しょっぱい物が美味しいね。
『照り焼き美味しいくまっ!』
「ふふっ、照り焼き美味しいよね~。照り焼きサンドも作ってあるから、今度食べようね」
『食べたいぱん!』
『ぼくも食べたいこんっ!』
『ライチもぴよー!』
「ふふっ、今日はおにぎりがあるから今度ね」
『楽しみにしてるぺん』
お片付けをしたら、商業ギルドに行って来よう。みんなに聞いたら、バングルのお部屋で遊んでいると言ってバングルのお部屋に移動してくれた。
タルトとひぃろを肩に乗せて、お家を出て商業ギルドに向かおう。ぽてぽてと歩いて商業ギルドに行くと、受付のお姉さんに声を掛ける。
「こんにちは、建国祭の出店の事について相談があるのですが、大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫よ。私はニコラよ、よろしくね」
「私はハルです。こっちは従魔のひぃろとタルトです。よろしくお願いします」
『ひぃろくま。よろしくくま』
『タルトぱん。よろしくぱん』
「ふふっ、可愛いですね。よろしくお願いしますね」
ニコラさんは2人をなでなでしてくれている。
「これを出そうと思うのですが、どうでしょう?」
「まぁ、かわいいっ!! ハルさん、これを建国祭の出店で出すのですか!?」
「はい、その予定なのですが……どうでしょうか?」
「良いと思います! これはひぃろちゃんとタルトちゃんですね。他のは?」
「他のも、うちの従魔達のお菓子にしてみました」
「これは売れます! 絶対に!!」
ニコラさんの猛烈な後押しで、100個ずつじゃ絶対に足りないという事で、500個ずつ作る事になった。そんなに売れるのだろうか?
でも、くま焼きとパンダ焼きはその場で焼くので、生地だけ作ってアイテムボックスに仕舞っておく事にした。
それと、アイスはお皿での提供で問題ない事、返却の場所を準備したら良いという話を聞いてちょっとホッとする。
「んん~~~~!! ハルさん、どれも本当に美味しいです! 食べちゃうのがかわいそうだけど、可愛くて美味しいだなんて凄すぎます!」
「ニコラさんにそう言って頂けて、安心しました」
『くふふ、ぼく美味しいくま?』
上目遣いで聞いてるひぃろ……破壊力抜群だよね。
「はうっ!? ひぃろちゃん、とっても美味しかったわ!」
『ぼくはどうぱん?』
タルトも上目遣いで聞いていて、とっても可愛い~!
「きゅんっ! もちろん、可愛くてとっても美味しかったわ!」
「ふふっ、2人ともニコラさんが困っちゃうよ?」
『えへへくま~』
『えへへぱん~』
「ハルちゃんの従魔ちゃんは可愛いから、他の子達にも会いたいですから、絶対にお店に行きますね!」
「ふふっ、みんないると思うので、会いに来てくれると嬉しいです」
値段も子供が買いやすい値段と計算のしやすさで、1個銅貨2枚になった。やっぱりお祭りだから小さい子達にも楽しんで欲しいよね。
なんとか相談が終わったので、商業ギルドを出て材料を買いに行こう。500個ずつ作るには、材料がとても足りない。食材屋さんに寄って小麦粉、砂糖、バター、牛乳、生クリームを大量に購入してこよう。
食材屋さんに行くと、大量に購入出来たのでちょっとホッとする。それから果物屋さんに行くと、ブドウとレオン、オレンを沢山購入させて貰った。
材料が無事に購入出来たので、明日はまた大量に作らなきゃだけど、今日はお家に帰ってご飯にしよう。
お家に着くと、ひぃろとタルトがみんなを呼んでくれてお部屋で遊んでいる。その間に私はご飯を作っちゃおう。
みんなお肉もお野菜も大好きだから、今日は野菜炒めとわかめスープとご飯にしようかな。ささっと作って、準備をしたらみんなで一緒にご飯を食べよう。
『今日はお肉もお野菜もいっぱいで美味しいぴょん!』
『ふふっ、とっても美味しいのぺん! おかわりぺん~』
『ライチもおかわりぴよっ!』
「沢山食べてね~」
みんなで美味しくご飯を食べたら、お風呂に入ってブラッシングをしてもふもふタイム!
毎日もふもふ気持ち良くて幸せだよね~。みんなをむぎゅむぎゅっともふもふっとしたら、おやすみなさい。
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