『藍色』
古代から高貴だったり下賤と言われたりする青。
藍色の衣が似合う君を見たのは、いつどこでだったか。
生まれた瞬間に瞼の裏側に焼き付いていて。
今も思い出すけれど、輪郭は年々ぼやけて来ていた。
目を閉じれば藍に彩られたキラキラと輝く笑顔。
夜空の月を欲しがるが如く、唯一の星を探し続ける。
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藍色が高貴だった事もあれば、罪人や奴隷、差別民の色だったりする事も有るよう。
同じ色を同じ人間が纏っているにも関わらず。今の世から見れば不思議。
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