強いですね。
作品が強い。

部分否定の苛め、全否定の苛め。苛めにもいろいろあるんですね。

虐められた、辛い経験があったから成長できたと言うのは、確かに綺麗事ですね。
綺麗事によって持たざる者を殺すのが、一般人だと思います。そしてマジョリティです。
マイノリティな私は、リアルで綺麗事を壊すか、綺麗事を上回る綺麗事で皮肉を煽るか。そんなことでしか対抗できないかも知れません。
虐められっ子がたとえ成功したとしても、それはその人の努力の成功であって、虐めの肯定に繋がるものであってはならないんですよね。「虐められたからこそ成功した」なんて口が裂けても言うべきではない。「虐められてなかったら、もっと早く、大きな成功を遂げていただろうに、虐められたせいでこんなにも遅く小さな成功となってしまった。虐めて来た奴らは全員万死値する」と言うべきだ。
そのように思いました。

復讐を誓うしかない桃花さん。どうか復讐を成し遂げて欲しいです。「そんなことに時間を使うなんて」なんて思いません。人間を否定されたら、復讐するのが本来です。うしろめたいことでもやましいことでもない。
桃花さんが復讐を成し遂げたら、『やさしい人ばかりが損をする世界』に対して反抗できたってことですから、革命の礎になるかも知れません。
私は復讐を肯定します。