第3話  

〜2話のあらすじ〜

出れる場所を探していると、人に会った。

その人は昔閉じ込められて、出られなくなった人だった。

この建物には人を襲い食べてしまう「お化け」が居ることを知った。

早くここから出るために、再び出れる場所がないか探していた。

[ガチャッ、ギィ〜]

渚沙:「何⁉︎…」

いきなりの音に驚いた。

美琴:「どうしたの?」

渚沙:「扉の開くようなギィ〜って音がした」

  :「気がするんだけど…」

海陸:「まじで?」

全員が渚沙の近くに寄った。

この部屋に入る入り口から1番離れた場所に居たから。

美琴:「本当だ…誰かいる」

拓海:「声かけてみよう…」

奏:「すみません、あなたは誰ですか?」

?:「こんにちは、私はこの建物で働いていたんです」

奏:「何をされていたんですか?」

?:「学校の先生です」

渚沙:(この建物、学校だったんだ…)

拓海:「じゃあ教師なんだ!」

奏:「名前を教えてもらってもいいですか?」

?:「武田 智美 と言います」

美琴:「じゃあ武田先生だね」

渚沙:「そうだね」

奏:「じゃあ武田先生」

 :「ここで何をしていたんですか?」

武田先生:「助ける方法を考えていたんです」

海陸:「助ける?」

武田先生:「えぇ…」

    :「ここにいるお化け達はみんな私の生徒たちだったの」

せれぞれ全員、『えぇ⁉︎』

         という驚きを隠せていなかった。

渚沙:「じゃあ何でここで人を襲うんですか?」

武田先生:「それは…分かりません…」

    :「みんなとてもいい子達でしたので…」

    :「なぜこんなことをするのか…」

全員が黙り込んだ。

奏:「じゃあここの地図とか場所のわかるものを持っていませんか?」

時間が経って、奏が口を開いた。

武田先生:「持っていますが…古いので見えにくいですよ?…」

拓海:「ありがとうございます!」

美琴:「…先生は何をしたいんですか?」

武田先生:「…生徒たちを助けたい…」

海陸:「助けるって?」

武田先生:「みんなを成仏させて欲しい…」

渚沙:「先生はそれでいいの?」

武田先生:「……えぇ」

拓海:「でもどうやって?」

武田先生:「みんなここが好きだから…」

    :「ここを守りたくてやっているんだと思う」

渚沙:「…‼︎じゃあここを守るよ!って言えば、安心して成仏するんじゃない?」

自慢げに言った。

奏:「でもそんな簡単じゃないね」

 :「だって私達を襲ってくるんだもん」

拓海:「確かに…襲って来なければいいんだが…」

美琴:「じゃあ武田先生に手伝ってもらえば?」

  :「生徒達だったんなら先生の言うことなら聞くんじゃない?」

拓海:「なるほどな!」

  :「それなら話を聞いてくれるかも!」

奏:「と言うことですが…」

  :「武田先生はいいですか?」

武田先生:「…分かりました」

    :「私なんかの力で良ければ…いくらでも」

美琴:「ありがとっ!」

海陸:「よっし」 

  :「早く成仏させてこんな所からでよ!」

渚沙:「ねぇ海陸…成仏させるには安心させなきゃ行けないんだよ?」

  :「ここにいるお化け達はここのことが好きなんだ」

  :「こんな場所からとかあんまり言わない方がいいんじゃない?」

海陸:「う〜ん……確かにそうだな」

  :「ごめんな…」

渚沙:「あっ…ごめん言いすぎた」

海陸:「………」

海陸:(なんか渚沙めっちゃ可愛いんだけど…)

拓海:(ちょっとしょげてる…可愛いい…)

渚沙:「……おーい!聞いてます?」

海陸:「うぁっ‼︎顔近すぎだろ」

渚沙:「?何で顔赤くしてんの?」

美琴/奏(あれで本人無自覚だからな〜)

拓海:(ずる!俺だって渚沙に顔近づけて欲しいのに!)

美琴:「はぁーい!お話はこれくらいにして…」

  :「早く成仏させてここから出ましょ!」

全員:『賛成〜!』

海陸/拓海(ここから出たら告白する!そのためにもここから早く出ないと!)

奏:「?どうしたの?なんか急に行き込んで…」

美琴:「さてはお二人さん!何かここから出たらやろうとしてますなぁ〜!」

海陸と拓海は漫画でよくある「ギクッ!」みたいな感じになった。

渚沙:「?何するの?」

海陸/拓海:『なんでもない‼︎』



〜あとがき〜

ここから恋愛に変えていくにはどうすれば…

もっと後になるかも…

でも、ちょっとの恋にはなります!

コツがあったら教えてください!

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呪われた廃校での出来事 🥭マンゴー‼︎ @orie1119

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