第2話
〜1話のあらすじ〜
雨宿りをするために入った建物に閉じ込められてしまった5人
脱出するための方法を探していたら同じく閉じ込められてしまった人に会う
その人が言うにはこの建物には[お化け達]が住んでいて
その[お化け達]は人間も襲い食べてしまうそうだ
少し明るくなっている場所へ戻ってきた
すると
渚沙:「お化けって本当にいるの?」
と、怯えたように言った
海陸:「怖いの?」
渚沙:「うん…海陸達は怖くないの?」
海陸:「怖いに決まってるじゃないか」
何故か誇らしげに言う海陸
拓海:「う〜ん?…見た感じにもよるかな」
:「絵に描いたような可愛い感じなら怖くない」
:「だけど、ホラーゲームとかに出てきそうな感じなら怖い」
美琴と奏は拓海と同じだと言うように頷いた
拓海:「まぁ、結局ここから出るのは変わらない」
海陸:「じゃぁ、早く出口探そう!」
拓海:「ちょっと待て」
:「行く前に持ってる物確認していかないか?」
奏:「…そうだね」
美琴:「うん」
渚沙:「いいけど…何で?」
拓海:「一応…役に立つものがあるかもしれないだろ」
渚沙:「そうだね」
渚沙:(役に立つもの…)(!もしかしたら‼︎)
持っていたカバンから取り出したものを見せて言った
渚沙:「役に立つかは分からないけど、公園で銃みたいなのを拾ったんだ…」
美琴:「えぇっ!」
:「何でそんなものが公園に?」
渚沙:「さぁ?…」
海陸:「これ本当に使えるのかなぁ?」
奏:「ピンチになったら使ってみよう」
海陸:「だったらこの中で一番上手い人が持って置いた方がいいんじゃない?
奏:「確かにあまり銃は使わない方がいいかも」
拓海:「そうだな」
:「上手い奴が撃った方が命中率が上がってあまり撃たないすむ」
美琴:「じゃぁ、誰が持っとくの?」
海陸:「この中で銃使ったことある人〜。ちなみに俺はあるぞ」
:(頼むから俺だけであってくれ〜)
渚沙に良いところを見せたいと言う心が見え見えだ
渚沙:「…あの〜…私もあります」
拓海/海陸:『えっ⁈』
美琴:「本当⁈」
奏:「すごい!」
:「…じゃあ、どうする?」
美琴:「…誰が持っとくの?この銃」
全員:『…』
しばらく沈黙が続いた
すると拓海が
拓海:「どっちの方が上手く撃てるかわからないか?」
困ったように言った
海陸:「体験型のゲームで6位になったぞ」
美琴:「すご‼︎」
:「渚沙は?」
恥ずかしそうに渚沙が
渚沙:「大会で優勝したことあるよ…」
美琴/奏:『やば⁉︎』
拓海:「んじゃぁ、渚沙が持っておく事でいいな」
:「渚沙、いいか?」
渚沙:「うん」
拓海:「じゃぁ、銃はもう良くて、他はどんな物持ってる?」
美琴:「私は、お菓子と飲み物」
奏:「私は飲み物だけ」
海陸:「俺は、飲み物と財布」
拓海:「俺はお菓子と飲み物」
渚沙:「私は、銃とお菓子と飲み物」
拓海:「よし、確認できたし出口探すか」
美琴:「じゃあ、窓探さない?」
:「ここだけ明るいから何かあると思うんだけど」
拓海:「そうだな…何かあればいいけど…」
海陸:「早く窓か何か見つけて早く出よう」
奏:「そうだね」
早く出たい気持ちはみんな同じだった
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