第6話 君の目には?

きょうに こころのいとをむすべずとも

あすにはきっと むすびます

わかいふたりのことだもの



君を遠くから 見てるぼく


   君は どんな気持ちでいるの?

   知りたい……


   どうして君は、そうなんだい?

ぼくだけに与えて欲しいと願う笑顔を みんなにふりまいて。


恋心……

   ほんとに恋してるぼくだよ

そして

   それを知ってる君なのに


なぜ……

   ぼくは君を 見つめてる

   ぼくの目には 君がいる


   けれども

   君の目には ぼくは いない


------

(独り言)

不安なのです。

実感がないのです。

自分が壁を作っていたのだと、しばらく経ってから気づきました。

一歩、進めば良かったのに。

案外、相手は待っていたように思えるんですよね。

最近の若い人に多いようですが、

「ふられたら……」「断られたら……」という気持ちが、強くあるみたいですね。

わたしの場合は、「拒否されたら……」。これでした。

手を握りたい、肩を抱きたい、接吻をしたい。

でも、逃げていたんですよ。

プラトニックが一番なんだ、そう言い聞かせていました、当時は。

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