第11話 少女

緑々とした草の茂る土手に 独り 少女が佇む

 水面に映える夕陽が 少女を射す


土手にひとり佇む 少女の背に夕陽が宿る

 長く尾を引く 大地に根ざす 少女の影


何を語りかけるでもなく 風の気ままに任せながら

 厳かに 威厳を漂わせて 大地に根を張る 大木


或る時は 年老いた鳥の 仮の宿となり

或る時は 活き活きとした若い鳥の 憩いの場となり

或る時は 働き者の蟻の 雨宿りを許す


今 少女を手招きしている……

------

(独り言)

多情でした。

複数の女の子と、言葉のキャッチボール的に、恋愛ごっこをしていました。

無論、女の子にはそういった思いはなかったでしょう。

そう、信じていますし、信じたいです。

ただ、ハイティーン(現在は使いませんかね? 17から19才ぐらいでしょうか)です。

重くない恋愛感情だったと思いますよ。

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