第9話 川と少女
川は 生きている
単なる流れではなく、生命を持ったものの集合体だ
幾百万、幾千万、幾千億、いやそれ以上……
人間の持つ数では 現しきれない程の集合体で
川は 流れている
川は 生きている
一つ一つのうねりの中に 人間の知らぬ
異次元の喜怒哀楽を
充満させて
川は流れ続け 生きている
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(独り言)
川=愛 と考えてもらえればありがたいです。
この場合の愛とは、恋愛感情の愛ではなく、普遍的に捉えた愛ということですね。
これまでとは時期が違っています。
言うなれば、黎明期前ということでしょうか。
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