第7話 出せなかったラヴレター
好きだ
便箋の中央に
小さく ひと文字
机の上で
埃をかぶってる
幾度か封をして
そして開いて
あなたの知らぬところで
逡巡していた ぼく
そして明日には
嫁ぐあなた
今日という今
また封をする
出すことのない
ラブレター
------
(独り言)
少女趣味に思われるかもしれませんが、よく言われる「恋に恋してる」状態かな、と思うことがありました。
醒めてる、という思いが拭えないでいました。
どうもね、悲劇の主人公になりたがる自分がいるんですよね。
というか、悲劇の主人公になってしまう自分が見えてしまう?
いや、そこに至るのではないのかと不安になってしまう。
ナルシスト……そういうことなのでしょうか。
とにかく、自分が好きで好きでたまらないのです。
いや、好きでいなければ生きていけない?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます