第184話

全力で頑張った結果、迷走中。


何が悪いもわからない。

何となくまとまりがない感がすごい。

離れてみようが、なんか違う。

俺が描きたいのはこれじゃない感。


せっかく勉強を終わりにして部活に集中できると思ってたのに……全然うまくいかなくて萎える。


どんどん投げ出したい気持ちが増えてくる。

モヤモヤを発散できないまま下校時間が来てしまう。

明日になればいいアイディア浮かんでるかもしれない、なんて何の根拠もない、自信もない考え方でこの場を凌ぐことしかできない。


明日、必ずもっと納得のできる形に持っていこうって決心して帰りの支度をする。

先輩達はすぐに準備を終わらせていて、俺がのんびりやっていたってのもあるけど今日の鍵当番に任命されてしまった。

こういうのって部長がやらなくていいのかって思ったけど先輩達に口答えもできずやる羽目に。


職員室に着くと、良子さんもいた。


「良子さんも鍵返しに来たんですか?」

「私はただの提出物、鍵を返すのは部長と副部長がやってくれてるから」

そんな会話をして俺の感覚じゃなくて先輩たちの感覚が違うってことわかったから今度からは積極的に口答えをしていこうと決心した。







あとがき的な本年の反省

本年最後の更新となりました。

今年は受験だ何だの年となってしまい、全体的に構成を練る時間が少なく、そして短くなってしまいました。

ただ来年からは大学生になれさえすればもっと時間ができるはずなので、もっともっと短編小説なんかに力を入れていきたいです!!

来年もよろしくお願いします!

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