第185話

 昨日、帰ってからテストが終わったはずなのに、テスト期間中はあれほど嫌だったはずの勉強の意欲が湧いてきてしまった。

 風呂を入れながら単語を少し覚え、ご飯を作りながら化学の溶解について考えた。


 このやる気をテスト期間に発揮できていたなからもしかしたらもっと安心してテストに臨めたのかもしれないとか思いながら勉強。

 寝るタイミングを逃しながらのんびり勉強。

「2時だ……。」

 明日起きるのは遅くとも7:00。

 つまりこれから寝れるのは5時間が限界……。

 テスト期間でもないのになんでこんな時間の使い方をしてしまったのか。



 アラームでなんとか起床。

 なんとなくやる気が起きなくて、ダラダラ準備を始める。

 朝ご飯を食べるのもめんどくさいからなくていいや、とか考えながら服を着ている時にふっと思った。


「サボろう!」

 めっちゃちゃんとした仮病。

 久しぶりにのんびりゲーセンに行くのでもいい。

 そろそろバ先をも探さないと行けないからそれ探しがてら街を散策するのもいい。

 急にやる気が消えたからのんびり過ごすことにする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る