第183話
テスト返却が終わり、何とか部活の時間が迎えられた。
あの後の授業でテスト返しが急遽立て続けに行われて心の準備もまだだったからドキドキしすぎて死ぬんじゃないかと思った。
でも心臓がドキドキしすぎて倒れることも、赤点を取ることもなくテストは終了。
そして多少の疲れこそあれ、元気にここにいられる。
高校みたいに退学という危険があるところでのテスト返しには命の危険があることがわかった。
もう二度とこの気持ちを味わいたくないって思うけど後二ヶ月後には期末テストが待っている……。
はぁ、部活に専念すると決めたものの、テストのことを考えると今にも泣きそうになってくる……。
美術室の扉を開けると中にはすでに先輩たちが準備を始めていた。
ただでさえ何をするにも慣れてる先輩達より遅いのに、って思ったら急いで準備しようって気になってきて気が引き締まった。
部活に集中というか今、目の前にあることを全力で頑張ろうって思えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます