第162話
俺はいびきを気にしながらも何事もなかったように生活をする。
体育の時間になった。
俺はのんびり、亀谷君と話しながら体操をする。
屈伸運動やらなんやらを終わらせて本運動を始める。
今日の運動はサッカーらしい。
二人ずつ休憩というか人数合わせの見学だから話していてもないも怒られない。
「俺ってやっぱり、授業中机に座ってると眠っちゃうんですよね……。」
「プリントを渡すときに後ろ向くといつも寝てますもんね」
「後ろ向かないと気づかない感じですか?」
「まぁ。たまに机がガタッ動くことがあるのでその時は気づきますけどね」
笑いながら言っている。
俺も心当りしかない。
よくあるやつでコケる夢を見ると全身が跳ねて起きてしまう。
そうすると寝起きは最悪だし、何もいいことがない。
「やっぱり気づいてますよね……。」
「多分、クラス全体気づいてるね……。」
「はずかし」
寝言って言う心配事はなくなったけど今度は別tの羞恥に襲われる。
そしてこんなにのんびりしている間にも試合は進んでいて、もう交換の時間。
サッカーは下手だけど頑張ってボールを追いかける。
とりあえずボールを追いかけてればサッカーを出来ている気分になれる。
何も出来ないけどそれだけでだいぶ違う。
この後の授業は確実に寝るなっていう確信がある。
しかも絶妙にお腹も減ってるから三大欲求のうち二つが極限状態って言うある種の拷問。
はぁ~。ほんと地獄。
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