第154話
一度嫌なことがあった日はその後も碌なことじゃないように感じてしまう。
普段は気にもしないようなことが気になってはいらいらしてきてしまう。
対して混んでもない電車で靴が踏まれるとか、後ろの人のバックが地味に当たってくるとか。
その程度のこと。
久しぶりに心に全く余裕がなかった。
こっちに来てから嬉しいことだったり楽しいことばっかりだから久しぶりに誰が悪いわけじゃない、けど確かにいらいらする日が来てしまった。
こういう日は何もせずにお風呂に入って、適当にご飯を食べて寝てしまうに限ると思って準備を進める。
まずはお風呂を軽く流して、お湯を張ってる間に夜ご飯の準備。
今日の夜ご飯はこれまでで一番適当。
冷蔵庫の中身を確認。
キャベツと朝ごはん用の韓国のりはあった。
キャベツを適当に食べやすい大きさにちぎって、お皿に盛って韓国のりにも同じことをすればある程度の栄養バランスはとれている適当ご飯の完成。
洗い物も箸とお皿だけ。
食べ終えてお皿を洗っているときにお風呂が沸いた音がする。
こんな日はお風呂を長めにとってお風呂でぼっーとしようって決意を決めてお風呂に入る。
あったかいお湯が俺の体をほぐしてくれる。
いつもよりも丁寧に体を洗って、髪も綺麗にして体を拭いて髪もドライタオルで乾かして終わり。
ドライヤーは今日はやらない。
寝ぐせがついても今日は仕方がないからそういうめんどくさいことは明日の俺に投げ出しておく。
多分明日の朝、時間がなくて後悔するんだろうけどまぁ頑張ってというしかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます