第140話
昨日のおかしな『早く明日が来て欲しい』って願いが叶ってしまった。
そして今日、そのしわ寄せを受けている。
昨日、家に着いてからすぐにベットに倒れこんでしまった。
そのまま気づくと2時。
大体18時から寝ているから夜ご飯もまだ。
お風呂もまだ。
こんな時間なのにまだ何もしていない。
――結局、改めて寝たのは多分、3時30分過ぎくらい。
その眠すぎる1時間30分ですべてを終わらせたことを褒めて欲しい。
でもそんな生活のせいで、今日が来るまでの体感速度はやたらと早かった。
問題があるとすればやっぱり、再び寝た時間。
あまりにも眠くて授業中、目が明かない。
何のために学校に来ているのか分からないくらい授業中に寝続けた。
そんな日の三時間目。
数学の先生の口からおぞましい言葉が聞こえてきてしまった。
「早いものでテストまであと一ヶ月もないからなー。真剣に勉強を始めるように」
……あと一ヶ月しかない……?
あと一ヶ月もあるか……。
ならいいや。
授業中は眠すぎてよくわからない思考を取ってしまったけれど、授業が終わってからまともな時に思い返して如何にやばいのかに気づいた。
流石に学校の授業、開始から初めのテストで欠点は避けたい。
……どうにかして回避する方法、考えないと……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます