第131話
流石に授業内容が全く分からないのもまずいので授業が終わってから亀谷君に話しかける。
そして教えを乞う。
「全然いいよ~。何処から教える?」
「すべてお願いします。」
そして一時間の授業でやったことの要点だけをまとめてもらって何とか理解する。
「……よくこの高校受かったね……。」
「気合で頑張ったら何とかなっちゃった。」
そんな会話をしなくちゃいけない程度に俺の頭は悪いらしい。
そんなことで地味にショックを受けてから切り替えのんびりと亀谷君とお話をして次の授業の準備を始める。
未だに授業の日程が覚えられないから教室の前の方に貼ってある紙を見ながら準備を終わらせる。
それからしばらくしてからやたらと厳つい歴史の先生が教室に入ってくる。
そしてチャイムが鳴る。
この間も軽い雑談から入った先生だった。
今回も前回と同じで雑談から入ってくる。
「この間の雨で……。あっとそろそろ授業始めるか」
そんな感じでのんびりと始まっていくおかげで授業らしい授業が50分間もないから負担が少なくていい。
それに授業前の雑談も面白い。
聞いていて苦痛じゃない程度には。
歴史って科目はいい。
基礎が分からなくても、新しく覚えることしか出てこないから。
完璧ではないけけれどもそのほかの授業に比べれば授業内容を覚えて授業を終えることができた。
結論、ほかの教科が低すぎる問題もあるから何とも言えないけれども……。
『学校になれる』とかいうことをしているうちにいろいろなものが迫ってくる。
一番は部活動の入部締め切り。
その次がテスト。
忙しくてやってられない。
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