第128話
正気に帰ったときには、目の前に大量のグミの空袋があった。
美味しかった、正直そうは言えない。
けど甘くてもう一口、もう一口と食べてしまう味がしていた。正直ご飯を食べる気が起きないくらいお腹いっぱいになってしまった。
お菓子っていうのは時々食べるとこうも止まらなくなるから恐ろしい…。
ご飯を食べてそのあと適当に過ごして寝ようと思っていた…。けどご飯をお菓子で済ませてしまったから時間がやたらと空いてしまった。
この時間はどうしようかな。
どこか出かけるにしても疲れたし、時間も遅い。
でも今から寝るにしては時間が早すぎる。
この時間をどうやって過ごそうか…。
なにを思ったのかわからないけど我に帰った時には筆記用具と教科書が出ていた。
勉強をしてた。しかも楽しくなってしまった。
普段テスト前ですら中学の頃ほとんど勉強をしない俺が、高校生になったら急に勉強を始めるなんて、人間環境がいかに大事か分からせられる。
そんな俺は高校受験の時に頑張って勉強をして、しまくってレベルの高い高校に行くことが出来た。
けど当然の如く、勉強について行けない…。
だから、自主勉強なんて偉いことをしても勉強できなかった。
だから寝たってだけだけども俺的には満足ができる夜の過ごし方だった。
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