第62話 北海道、魅力がいっぱい By良子さん

最初に見に行ったのは時計台。駅から体感一キロぐらい歩いて着くところ。

やっぱりパンフレットとかで見るよりこっちのほうがかっこいい。お母さんに連れてきてもらっても何がいいのか分からなかった小さい頃とは違う。今はなんか凄いぐらいの感想なら出てくる。


次に来たのは有名なパン屋さん。約束通りにご飯を食べる。今は11時になった所。

こんなに早い時間でも人がそれなりにいるからもっと遅い時間になっていたら並ばないとだめになるところだった。私は王道のたまごサンド。信良ちゃんは太田君とベーグル。シェアするらしい。意外だったのは大通君はフレンチトースト。

最初にきたのは大通君のフレンチトースト、おいしそうだった。「先に~食べないと~冷めちゃい~ますよ~」「じゃあ先に食べていますね。頂きます」そんなビージーエムを聞きながら私はお腹が空いて我慢が出来ない。さっきまでは大通君のフレンチトーストをチラ見していたけど今はガン見みたいになってしまった。

「良子さん、一口食べます?」…わざわざ私が催促した訳じゃないからこれはもらってもいいかな。


美味しくて気づいたら四分の一ぐらい食べてしまった。「あ、…私の卵サンド食べる?」「あーじゃあありがたく貰います。」こんなやり取りをした後私の卵サンドを太田君と信良ちゃんを見習って分けて、ご飯は終了。

ご飯が終わったら午後からはテレビ塔に行く。このパン屋さんは駅の方にあってテレビ塔の反対側。計画性が全くもって足りないとしっかり反省する。


さっきと同じ道を通りその奥に行って大通で曲がる。そうすると大きくて上の方にデジタル時計の付いている鉄塔があった。これがかの有名なテレビ塔。なんとこれ上にも上れちゃう。せっかくだからとテレビ塔の中に入るとお土産屋さんがある。可愛いストラップが売っている。

お土産を買うのは後にして先に展望台の方に行く。展望台からの景色は綺麗だった。ただ一つ不満なのがうちのマンションが見えなかった。

お土産は私はテレビ塔で買わなかった。ストラップに髪を引っ張られながらもテレビ塔後にして今度はお菓子屋さんに行く。テレビ塔の通りを手前に少し戻るだけだからすぐに着いた。

「そんなに買うんですか?」そう言われた私の手にはお土産セットと季節の特別お菓子、後お母さんも私も好きなお菓子が10個ほどしか持ってない。

「え、これの美味しさを知ったらこれでも二日持たないよ?」「そんなに美味しいですか?」「うん。美味しい」「えっ、そこまで言われると気になってきた。俺も2個ぐらい買っておきます。」「そうれだけでいいの?じゃあこっちも美味しいよ」そうして合計お菓子全体で15個買っていた。好きなものは共有したい。ちなみに太田君と信良ちゃんは言われるまでもなく私の倍買っていた。後でなんでお金が足りたのか聞いたらここに来るためにほかの所で節約したらしい。…してたのか。

そうして家に帰ってきた。楽しみにしていたお菓子を早速開けて食べる。正直帰りはこれのことしか頭になくてここまでどうやって帰ってきたのかが分からない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る