第61話

折角の観光なのだからこの間、高校をたどるだけだとつまらないだろうという事で今回はいつもの最短経路とは違う道で駅まで来た。いつもと違う道に自宅まわりだというのに見たこともない場所が広がっていた。

ここだけで時間が潰せそうでここで全力で楽しもうとしたら大田君と良子さんに止められた。ちなみに取手さんは俺と同じでここではしゃいでいた。


駅に着いた。ここに来る道にもう既に気になる店を見つけたから今度時間のある時に行こう。今日はみんなともっと北に行って県庁所在地を観光しよう。

電車を待ってる間はどうしても暇になる。なにか動いているときは目の前のものに夢中になって話す余裕がないから話すなら今がチャンス。…まあいつも通りに話題がないんだけど。「みなさんは~中学校で~やってた~部活を~続けるんですか~?」助け舟、正直この船の出所が怖いところだから乗りたくはないけど会話するためには仕方ない。「俺は中学の時何もやってなかったのでなにか高校入学をきっかけに始められたらなって思ってます。」ほんとはもう決まってるけど気恥ずかしくて言えなかった。「ならボクシングやろうぜ。お前のパンチは天下をとれる。まあベルトは俺が勝ち取るがな」「忍君~この間~大通君に~負けた~ばっかり~じゃないんですか~?」「なんでそのこt。大通、お前わざわざ言ったのかぁ?」清々しい位動揺してる。顔も赤いし、なんならこめかみに血管とか浮き出してきそうな感じ。「俺は言ってないです。第一取手さんと二人きっりの機会なんて…」結構あったは。これはさすがの俺でも付き合いたてのカップルにいうことじゃないのが分かる。確信をくれたのは取手さんのそれ以上先を言ったらね、覚悟決めろよみたいな顔。笑顔なのが何よりも怖い。もう取手さんの笑顔がトラウマになりそう。なにせ最近脅しとかの類でしか取手さんの笑顔を見てない気がするもん。「向こうの駅に着いたらちょっと観光したら休憩がてら早めのお昼ご飯にしよう!」今まで会話に参加してなかった良子さんが急に声を挙げた。「えっと何でですか?」「えーとねこれから行くところは観光地でしかも春休みっていう時期だから観光客がいっぱいいるんだよ。その人たちがご飯を食べる時間とかぶっちゃうと並ばないといけなくなるから…それ回避のため。どう?よく考えられてるでしょ!」この日、良子さんのテンションが高いのかは置いておいて兎に角一ついうならば良子さんがドヤァってしてるのは可愛かった。




遅くなってしまい申し訳ありません

更新日時がずれていたのを気づかずに今に至る感じです、

楽しみに来ていただいた方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

お詫びになるかは分かりませんが明日も投稿させて頂きます。

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