第30話 なにかのフラグなのか?

なんとか間に合った、まあ細かく時間約束した訳じゃないから遅れるとかないけど。

とりあえず時間がまだあることを確認してから家に入る。そのあとシャワーを浴びる。自分で言うのもなんだけど汗臭くてやばかった。これで人に会いに行ったら下手しなくとも30秒ぐらいで会話学生終わる。さてシャワーを浴びて汗を流して自分で匂いを確認して臭くないことを確認、自分の匂いって自分じゃわかりにくいらしいゲド多分大丈夫だと思う。そんな事をしてたらもう5時になってしまった。さっさと服きて良子さんに会いに行こう。


あれから服を着るのに30秒、靴を履くのに20秒くらいで50秒くらいで良子さんの家の前にいる。やっぱりインターホン押すのまじ緊張する。心拍数がすごいことになってる。周りに聞こえてないか心配になるレベル。そして2秒ウダウダしてからインターホンを押す。「はい、小宮です」なんか業務対応の善子さんが出てくれた。良子さんが出てくれると思ってたからなんて返すか考えてなかった。結果

「大通です、良子さんに用があってきたんですけどいらっちゃいますか?」最後の最後に噛んだ、しかもなにもいうのが難しくないところで。舌痛い。「なんだ、大通くんか〜、なんか素っ気ない態度になっちゃってごめんね〜、なんか最近。コホ、ごめんなんでもないよー」なんか今下手すぎる咳払いが聞こえた気がする。あとなんか最近なに?もうそこまで言っちゃったら変わんなくない?良子さんの嘘の下手さは善子さん譲りか。「あ、元々良子に用があったんだっけ?あがって、あがって」今更だけどなんか久しぶりに善子さんと会った気がする。まあ今はそれより俺がなんで良子さんに呼び出されたのかの方が気になる。

家にあがらせてもらってすぐに涼子さんの部屋にいく。さて、これからどうしよう。ノックはすべきだよね、しなくていいもの?まあどうにかなるだろう思考、(やけくそ思考)でいくことに。

ノックしてみるが返しがない。入るか、入っていいのか?よし、帰ろう。あとから何か言われても怖いし、単純に論理的にダメそうだからやめとこう。帰る前に善子さんに挨拶するためにリビングへ。「あの〜すいません。」「あれどうしたの?」善子さんいた、よかった。善子さんの姿が見えないままいっちゃったから、これで善子さんがお手洗いにいってたりしたら誰もいない部屋に話しかけてるヤバいやつになるところだった。「良子さんの部屋ノックしても返事がなかったんですまた後で来ます」「あれじゃあ寝てるのかな?まあいいや、ちょっと今から起こしてくるね」なんか言ってんだけど。俺断ったよね、まあありがたいからいいけど。



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