部活動?体験と取手さんと大田君

第19話 大田君の連れて行きたい場所と深夜テンション

どんな部活はいるのか聞かれても特に決めてなかったのだが。まあなんか楽しいこと見つけてそれやろうみたいな。ここは正直に言って協力してもらうのがいいのでは?なので「特に決めてないんですけどおすすめってあります?」超正直。「ここは~皆さんの~おすすめを~一通り~試してみて~その中で~一番だった~ものに~入って~もらうのはどうですか~?どの部も~人数不足みたいですし~。」「まだ部活に入るかすら決めてないですよ。」なんか入る前提みたいになってるから言って見るものの自信しかない様子で全員に「大丈夫。絶対はまるから」言われた。そんなに自信ある?なにか熱中できるものがあっていいな。よしこれを機に探してやるぞ。

あの会話の後は携帯を持っている人なら、ほとんどが入れてるであろう連絡ができるアプリの連絡先を交換し解散に、そして迎えた次の日。大田君から連絡がきてた。昨日交換したものが役に立ってよかった。

連絡の内容はボクシングのお誘いだった。まさか翌日から誘ってもらえるとは。集合時間は10時15分、今は10時あと15分。集合場所はこのマンションの前だから考えなくていい。けどやばい。とりあえず急ごう。頑張って準備を終わらせる。10分で終わった、ただ朝ごはんはお菓子のクッキーのみ。足りるかな~。マンションの前に着いたのが13分だからほんとにぎりぎり。大田君はもういた、合格発表の時も思ったけど集合時間よりも早く家を出たいタイプなのかな?とか思ってると大田君が気づいてくれた。「おう、行こうぜ」なんか機嫌がいい気がする。目的地は教えないつもりらしい。それからすぐに、バスに乗り中学校の前で降りる。そこからしばらく歩いてボクシングジムが見えてきた。そのボクシングジムの前で「ここが目的地だ。」バーンみたいな効果音が似合う感じで言う。俺のまあ、そうだろうみたいな態度を見て冷静になったのか顔が真っ赤になってる。「大田君今日寝た?疲れてるよ。」言ってしまった。更に真っ赤になってる。この状態になってそれを見てるのがつらいなら放置が一番。それから自動ドアをくぐるタイミングで復帰した、その間約5秒。立ち直りの早さに関心しつつづく、本州では日常生活でストレとか全部発散できてたから用がなかったから、ボクシングジムにきたのが初めてなことに気づく。ジムの中を観察していると大田君が男性の事務員とがなんか親しげに話してる。それからすぐに裏方、多分更衣室だと思われるところにつれてかれた。

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