第10話 試験をを終えた良子さん

試験、緊張した。ようやく終わった、テスト開始よりテスト結果出るまでの方が緊張するな。どっちも緊張するけど。行きは話す余裕がなかったけど今は逆に話してないと緊張で倒れそう。そんなことを思いながら昇降口のところで大通君が待っててくれた。とっても緊張してる様子、なにかリラックスできそうなことを話さなせれば。テストの結果とか話せばリラックスできるかな。今年に入ってから、今までのコミュニケーション不足が凄く邪魔してくる。なんて話しかければいいかな?話題これで問題ないかな。色々考えてたらもう大通君のところについちゃった。まだ何もきまってないのに。「テストどうでした?」もう、考えてもしょうがない。「現実逃避中です。」やってしまった、慌てて次の一言「最終学歴中学校でも働き口あるよ?」途中ほんとにこれでいいのか、傷つけてしまわないか心配で疑問形になってしまった。こんな感じに話してたら、大田君が来た。まだ話した回数が少なくてぎこちなくなっちゃう。大通君は初めから話せてたけど、あれはなんか緊張しなかっただけで。ここまで考えてなんでこんな言い訳みたいになっちゃてるんだろう?とか考えたけど考えてもしょうがないので諦めることに。帰る道中お母さんもいないので今日もひとりごはんか、モンブランのお惣菜でどうにかするか、寂しいなと考えてたら家に着いた。玄関で靴を脱いでいる時にとてもいい案を思いついた。大通君の家にお邪魔してご飯を食べればいいのでは?そうすれば寂しく、ひとりごはんにならなくてすむ。あ、でも箸とかなくて迷惑かも。いや自分の箸とか色々を持ってけばいいだけじゃん。考えがまとまったので箸とか色々を持って大通君の家にレッツゴー。箸とか色々を持って大田君の家のインターホン押すの大変だった。インターホンを押してから気づいたけど一人暮らしということは料理をつくれるのでは?食べてみたい、頼んだら私の分も作ってくれるかな。頼んでみよう。ドアがあいて大通君が出てきてから「今日、お母さんいなくて食べるものないから、来ちゃった」ちょっとずうずうしすぎたかな?

悩むも大通君は家に入れてくれた。よかった。家に入れてもらってから30分ぐらいしてから、オムライスとコンソメスープを持って来てくれた。大通君が「いただきます」というのでそれに合わせて「いただきます」と言ってみる。小中学校の給食とかの前にやるやつのイメージ。挨拶をしたところで早速オムライスを一口。美味しい、ふわとろの卵の下にいろんな具材が入ってて最高。次にコンソメスープを飲んでみる。野菜のうまみが濃厚に出ててほんとに美味しい。美味しくて一言も話さず終えてしまった。こんなにおいしい料理を作って貰ってお礼だけだと味気ないかな、でもお礼も言うとして…晩御飯を作らせてもらって美味しい料理を作ればいいのでは、ということで「美味しかった、夕ご飯は任せて。」その後お母さんが夜ご飯までに帰ってこないことに気づいたのか、お母さんがいつ帰ってくるのか聞かれた。たしか今日は10時だったはず「10時」ちょっとそっけなさすぎたかな?でも聞くのは鬱陶しいよね。もうこのまま流すしかない。そんな感じで会話を終わりにして家に帰る。それから、レシピを見たりしてすごして夕ご飯に丁度いい時間なったので目星をつけてた塩ラーメンをつくる。私はあんまり料理しないから簡単にできそうなものを作ることに。いがいに30分ぐらいで作りを終わった。ただスープの味見をしようとしたら、麵が湯で終わっちゃったから味見できてない、のが気にはなるけどレシピ通りやったから大丈夫だと思う。そのあとおぼんで大通君の家に持っていく。インターホンを押すのが辛い。なんとかインターホンを押して大通君が出てきておぼんを持ってくれる。ありがたいのとなんかかっこよく見える。まあ、そんなことより早く食べたい。ということで手早く配膳を済ませて早速食べている。むせた、なにこれ辛すぎる、泣きたいそれぐらい辛い。なんで?レシピの通り作ったのに。大通君が食べてくれてるのに私が食べないのは、と思い頑張って食べる。なんとか食べ終わり帰ることに。謝ってから食器をかたずけ私の家に帰る。その日の晩はずっと口の中の痛みに悩まされた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る