入学までが長すぎる。まだまだ続くよ、春休み。

第11話 二人での初めての登校と試験結果

試験日から数日たち今日が試験結果発表日。テスト日といえば辛すぎて気絶したあのラーメン。初めて辛さで気絶した。まあ、二口目からなんとか食べれたけど。泣きながら。それに寝不足でやばい。寝てると試験監督の先生思い出して跳ね起きることを繰り返して、寝不足で倒れそう。なんであの先生を試験監督にしちゃった?雰囲気やばすぎて名前すら忘れてわかんないんだけど。それぐらいやばかった。

制服に着替え準備を済ませる。制服じゃなくても問題ないかもしれないけど一応制服にした。緊張でやばい、壊れそう。合格発表ってこんなやばいの?それとも俺が心配しすぎなだけ?なんか右手と右足が同時に動いてるんたけど。こういう時ってどうするんだっけ。足と手が連動して動きながら、玄関までつき靴を履く。なんか履きにくい、左右逆じゃん、みたいのトラブルを5回ぐらい行いようやく外へ。外に出ると良子さんと出会ってしまった。それから駅に一緒に行くことに。目的地が同じなのに一緒にいかないのも不自然だし。いや〜、女子との登校とか初めてだなー。まあ男子ともないけど。なぜなら誰も話しかけてくれなかった、イコールボッチ。

「二本も早い電車に乗ったんだから一番かもね。」アホで思春期全開の思考をしていると、良子さんが話題を振ってくれた。確かに電車を二本早く乗れば、一時間は早く向こうに着ける。

「確かに。早く出過ぎたかな。」心配しながら高校につく。高校の正門前をウロウロする不審者が。近付いて見ると、受験で隣だった人ではないですか。休み時間にペンを拾ってもらったから印象に残ってる。制服を来た小柄な女子生徒。なんか雰囲気が丸い。あの試験監督の先生と並ぶと消えてなくなってしまいそうな、優しい感じ。「どうかしたんですか?」とりあえず声をかけてみる。「えっぇと~、合格発表を見に来て~」なんか一気に馬鹿らしく思えて来た。その最初の単語どうやって声だしたの?まあ、そんなことはいわないけど。「じゃあ同じですね。中には入らないんですか?」なんか敬語になってしまう。「来るの早すぎたかな~って思って~」とりあえず中へ入ることに。中に入るとお隣の大田君らしき人が仁王立ちで立っている。雰囲気あるな~。まじ怖い。

「あれ~自分二時間前には来てたはずなんですけど、中に人がいたんですね~」話し方がのんびりしてる。そんなことより、大田君何時間前に来てるの?あっ自己紹介しないと、こののんびりと話すこと人の名前も分からない。

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