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扉を開けて

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かんな

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★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 冬木ゆふ(しゆ)
    3件の
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    ★★★ Excellent!!!

    光、匂い、想い

    万華鏡を思わせるガラスの筒から溢れる色彩。
    影も形もない、匂いだけを纏う客人。
    五感に訴えかける表現で描かれる、案内人ベリテと案内所のひととき。

    案内人のお仕事の基本的な流れが描写され、そのお仕事でいつもと違う出来事が起き、最後に種明かしがある。そういう意味では、その意味を広く取ると、ミステリーのようなつくりにもなっている。
    それまでに提示されたものを使って出来事の解決をはかる点でも、すっきりと納得がいく。それが案内人自身の物語につながっていくところも含めて、素敵な物語だと思います。

    • 2020年12月17日 19:48