魔法デューーーーーーーン!

「闇魔法、メチャイターイ!」

 チューボスの手のひらから黒いモワーーーーっとしたのがデューーーーーーーン!

 

「ぬわーーーーーーー!」

 タイ・リョクに魔法がバーーーーーン!

 

「リョクさん!」

 

「大丈夫、かすり傷だ」

 

「邪魔なやつだ。お前から殺してやる!」

 

 デューーーーーーーン!


「ぬわーーーーーーーー!」

 

 デューーーーーーーン!


「ぬわーーーーーーーー!」

 

 デューーーーーーーン!

 

「ぬわーーーーーーーー!」

 

「ハァ……ハァ……なんて体力だ……」

 

 デューーーーーーーン!

 

「ぬわーーーーーーーー!」

 

 デューーーーーーーン!

 

「ぬわーーーーーーーー!」

 

「い、一万ダメージは与えたはず……何故倒れぬ……」

チューボスがタイ・リョクのステータスを見た。


タイ・リョク

HP:2599999990257

 

「なっ……?」

 

「えい」

 

ドーーーーーーーン!

 

「チュボンヌ」

 チューボス、爆破!

 

「さすがはドーーーーーーーン!の勇者だ!」


「さすがなのはリョクさんのHPでは……」

 

「俺は鍛えただけだ!」

 

「チートじゃないんだ⁉」


「チートとかいうのはよく分からんが、筋トレの成果だ!」

 ボディビルのポーズ、見慣れてきた。

 

 その後も塔をダーーーーーーーーッと駆け上がる!

 

「なんだ、この部屋……暗い」

 真っ暗だ。

 

「ククク……」

 

「どこだ!」

 

「私は闇魔法使いのマックーラ……」

 

「中ボスとキャラが被ってる!」

 

「う、うるさい! 喰らえ!」

 デュン。

 

「いてっ」

 

「どうだ……」

 

「え?」

 

「痛いだろう……」

 

「え、うん、それなりに……?」

 

「これはどうだ!」

 ピンッ。

 

「え?」

 

「痛かろう……」

 

「いや、あんまり……」

 

「くっ……部屋を暗くするのに魔力を使いすぎた……こうなったら……」

 

 剣を抜く音が聞こえた。

 

「死ね!」

 

 ズバァアアアアアアアア!

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