第11話 闇の猟犬

「ううっ、いてぇ……ちくしょう……腕が……」


 の左腕。

 肘から先の感覚が……無い。


 どうやら椅子と車両との間で、運悪く押しつぶされてしまったみたいだ。

 この痛みからすると、良くてヒビ。悪くて複雑骨折……と言う所か。


 しかし、一体何が起きたんだ?

 あのが召喚したグレーハウンド。

 それを若造アイスキュロス氷の槍アイスランスで屠ったと思ったら。

 もう一度車内が白煙に満たされて……。


 俺は薄闇の中、そっと辺りを見渡してみる。


 乗っていた車両は辛うじて横倒しは免れたものの、ほぼ原形を留めていない。

 車両中央部の天井や壁は全て吹き飛び、車体の床下部分だけがかろうじて残っていると言う有様だ。


「ううぅ……」


 傍に居る仲間信者たちも、怪我の程度に差こそあるものの、死人は出ていないようだ。

 列車が急停止したタイミングで、車外へと放り出されずに済んだ事が幸いしたらしい。


 いや待て……。

 これは……何だ?。


 俺の正面に立ちはだかる、黒く大きな影。


「あっ……足……か?」


 その足を辿る様にして、視線を上へ向けると。


「あぁぁ……。外に放り出されてた方が……良かったかもなぁ……」


 体高は優に五メートルは超えているだろうか。


 ――バチ、バチバチッ!


 その肩口は架線へと触れ、都度激しい火花を散らしている。

 しかし、の方はそんな事など、全く気にも留めていない様子だ。


「グロロロロロロ……」


 腹の底をえぐるような、野太いうなり声。

 この世に存在するはずの無い……いや、存在すべきでは無い


 本当に……生物……なのか?


 その答えを導き出す為の知識や知性を俺は持ち合わせていない。

 そればかりか、そんな事を考える気力すら、この異形の前では失せてしまった。


 ただ、俺の中にも辛うじて残る野性の本能ってヤツが、さっきから声高にこうわめき散らしているのさ。


 にげろ……とにかく逃げるんだ!

 コイツは……コイツだけは、この世に存在しちゃならねぇ。

 絶対に、絶対に駄目なヤツだっ! ……と。


 列車が停止したのは高架の区間。

 当然街灯がある訳もなく、市街地の灯りが届く範囲以外は完全な闇に覆われている。

 そんな暗闇の中においても、アンバーに輝くのは二つの鋭い瞳。


 何かを探しているのだろうか?

 それとも己が行き先を決めあぐねている、とでも言うのだろうか?

 その獣はまるで世界の全てを睥睨するかの様に、辺りをゆっくりと見渡しているだけ。


 そうか。そう言う事か。


 人が足元をせわしなく行き交うアリの事など、気にも留めない様に。

 アイツにとって、俺達は取るに足りない虫けらの様な存在でしか無いんだ。

 とにかくアイツの注意を引かない様、静かにこの場をやり過ごす事ができれば……。


加茂坂かもさか! 加茂坂かもさかぁ!」


 あんの若造バカがっ! 俺の名前を気安く呼ぶなっ!

 俺まで巻き添えにする気か?

 死ぬんだったら、一人で死んでくれっ!


「ココに居たのか加茂坂かもさかぁ、生きてたんだねぇ。あははは。にしても、今回召喚されたヤツは手強そうだなぁ。アイツ、何て名前なの?」


 どこまでも能天気なアイスキュロス。

 しかしこのバカ。

 事もあろうに、俺と魔獣の間に割り込む様な形で、壊れた車体の上へと飛び乗って来たじゃないか。


「あっ、アイスキュロス様。私はこの通り腕をやられておりまして。もし戦われるのでしたら、車両の外の方で是非……」


 やるんだったら、外でやってくれ。外でっ!

 そして、勝手に死んでくれ。って言うか、是非死んでくれ。


「あぁ? 何言ってんの? 加茂坂かもさかぁ、キミは僕の質問を無視する気かい?」


 俺の背に冷たい汗が流れ落ちる。

 くそっ、魔獣にヤラられる前に、このバカアイスキュロスに殺されてしまう。


「いいえ、そんなつもりは全く……。あっ、アイスキュロス様。ヤツはグレーハウンドの成体で、恐らくブラックハウンド。冥府の番犬、闇の猟犬と恐れられる魔獣では無いかと思われます」


「へぇぇ。コイツがブラックハウンドかぁ……初めて見たなぁ」


 俺だって初めて見たさ。

 グレーハウンドは非常に稀ではあるけど、現在も各地で被害報告が上がっている魔獣だ。

 実際、本国の貴族たちの中には、ペットとして飼っている強者も居ると聞く。


 ただ、その成獣と呼ばれるブラックハウンドの目撃例は未だかつて聞いた事が無い。

 太古からの文献や書物等にその姿に関する記載があるだけで、確か空想上の生き物に分類されていたはずだ。


 それが今、俺の目の前に……。

 なぜ、なぜこんな事になった?


「へぇぇ。それはそれは。かなり強そうな二つ名を持っているねぇ。だとしたら、これは頑張って捕まえないとだねぇ」


「え? ……捕まえる?」


「そりゃそうさ。キミの口ぶりでは、結構珍しい魔獣って事なんだろ? となると、生け捕りにすれば、大司教様もお喜びになるんじゃないかなぁ?」


 コイツバカなのか? いいや、本当にバカなんだな。間違いなく馬鹿だ。

 いくら司教位とは言え、こんな化け物相手に勝てる訳が無いだろう?


「いや、お喜びになるかどうかは……あっ!」


 ――ゴォォッ!


 俺がまだ話している目の前で、黒く大きなが、物凄い勢いて通り過ぎて行った。


 ――ドゴッ! バキバキバキッ!


 爆音を轟かせ、辛うじて残っていた窓枠と壁の一部が、突然、粉々に砕け散る。


 あっあぁぁぁ……!

 爪だ……ブラックハウンドの爪だっ。爪が俺の目の前を通過しやがったっ!

 

 ――バシャァァァ! ビチャビチャ、ビチャ……。


 その衝撃の一振りに、何人かの信者仲間が巻き込まれだのだろう。

 今度は頭上から、大量の血液と細切れになった肉片が降りそそぎ始めたんだ。


「「うあぁっ! キャー!」」


 一斉に騒ぎ始める信者仲間達。


 止めろ、ヤメロ。

 声を出すんじゃないっ!

 魔獣を刺激するな。そんな事をしたらコイツ……がっ。


 ――メキメキメキッ! ブリボリボリボリッ……。


 はうあっ!


 俺の左隣で抱き合うようにうずくまっていた一団。

 その場所へと、容赦なく振り下ろされる魔獣の鉤爪かぎづめ


「うぉっ……。ぶふぅ。ぶふぅぅぅ……」


 俺は右腕を無理やり自分の口へと押し込む事で、今にも絶叫しそうになる自分を何とか押し留める事に成功する。


 周囲に漂い始める血と汚物の臭い。


「ぶふぅ……、ぶふぅ……」


 駄目だ。ここに居ては本当にダメだ。

 殺される、俺も殺されてしまう。

 いや、その前に、俺の気持ちが……精神こころが持たないっ!


 俺は最後の勇気を振り絞ると、血と糞尿にまみれた床を這いずるようにしながら、壁際へと移動したんだ。……しかし。


「ガッ! ウグッ!」


 残された右手に走る激痛!

 誰だっ、俺の右手を踏みつけるのは?


「ちょっと加茂坂かもさかぁ、こんな所に寝そべってるから踏んじゃったじゃないかぁ。それに、あぁあ、床が血まみれだぁ。ヌルヌルして気持ち悪いなぁ。ほら、お前のお気に入りのトレンチコートだってベトベトだよ」


「あっ……アイスキュロス……」


 生きていたのか?

 あのブラックハウンドの爪を防ぎきったとでも言うのか?


「こらこら加茂坂かもさか。キミはまだ司祭で、僕は司教。ちゃんと敬称を付けてくれなくちゃあ」


「あぁっ……様」


「そうそう。それで良いんだよ。さて、このブラックハウンドは流石にパワーもスピードも桁違いだねぇ。ただまぁ、あの爪に当たりさえしなければ、どうと言う事は無いんだけどねぇ」


 かわした? あの爪を? 一体どうやって?

 コイツ人間じゃない……あぁ、そうか。コイツ、ハイエルフだったな……。


「それじゃあ、これ以上被害が出る前に大人しくなってもらおうかなぁ」


 薄ら笑いを浮かべ、獣の前へと進み出るアイスキュロス。

 そんな彼の右手が魔獣へと伸ばされたんだ。

 すると、彼の指先からは白銀の吹雪が吹き出し始め、その白きベールは魔獣の足元へと絡みついて離さない。


 グレーハウンド同様、まずは動きを止める作戦か。

 前回はこの方法が功をなし、グレーハウンドの動きを完全に封じてしまう事に成功している。

 確かに。

 この手の魔獣は、動きさえ止めてしまえば、特段、恐ろしくは無いのかもしれない。

 

「ほらほらぁ、ジッとしてると凍っちゃうよぉ」


 アイスキュロスはただ一人、舞い踊るかのような軽やかなステップで、魔獣を凍てつかせて行く。

 すでに前足は白く凍り付き、今回は念入りに後ろ足まで凍らせてしまうつもりらしい。


「大司教様への手土産だからね。傷付けない様、しっかりと固めてあげるよぉ」


 微動だにせず、成すがまま。

 流石に手も足も出ないと言う所か。

 とは言え魔獣は魔獣。所詮、知能レベルは動物並みなのかもしれない。

 だが……。


「アイスキュロス様、流石にこの大きさですと、このまま教団本部に持ち帰るのは至難の業ではありませんか?」


「あぁそうだねぇ、加茂坂ぁ。ちょっと人手を集めてもらえるかな? 凍らせた後で、バラバラに切り分けないと駄目そうだからね」


「わかりました。少々お待ち下さいませ。今、人を集めて参りますので」


 良しっ。

 いい口実が出来た。

 とりあえずこの場を離れよう。

 何か嫌な『予感』がする。

 俺は今まで、この『予感』で何度も命を救われた事があるんだ。


 俺は自由の利かない左腕を庇いながらも、何とか車両の下に降り立つと、魔獣から離れる様に車両の前方へと歩き出したんだ。

 そこへ。


加茂坂かもさか、無事だったか?」


 闇の中から蓮爾 れんじ様の声が。


「はいっ、私は無事でございます」


「そうか。それは良かった。とりあえず教団本部へは連絡済だ。直ぐに動かせる様、司教全員を集合させている。それから急ぎ前後の車両から結界が張れる者を集めてくれ。そしてを結界内に閉じ込めて、精霊の力を遮断しておくんだ。こんな魔獣、もう一匹召喚されては東京が壊滅するからな」


 そんな彼女の右手に吊るされている

 それは……。


 あの少女だっ!


 一糸まとわぬ姿の少女。

 蓮爾 れんじ様に首根っこを鷲掴わしづかみされ、高々と持ち上げられている。


 全身裂傷による血まみれ。

 特に右大腿部の欠損が痛々しい。

 まぁ、右足欠損の主な原因はアイスキュロスなのだが。


 それにもまして、恐るべきは蓮爾 れんじ様のその膂力りょりょくか。

 片足を欠損しているとは言え、少女の体重は三十キロを下るまい。

 それを片手で軽々と持ち上げるとは。


蓮爾 れんじ様、その娘、既に死んでいるのでは?」


「うむ。そうかもしれん。ただ、からは微弱ながら魔力の流れを感じるんだ。できればこのまま教団本部へと連れ帰りたい」


「承知致しました。仰せのままに」


「うむ、任せたぞ。私はこれからアイスキュロスの支援に……」


 とそこへ、例の能天気な声が聞こえて来た。


蓮爾 れんじ様、加茂坂かもさかぁ、こっちは終わったよぉ」


「おぉ、アイスキュロス。早いな。怪我は無いか?」


「えぇ全く。それよりも、かなり期待外れでしたねぇ、このデカブツ。既に氷漬け状態で身動き一つ取れませんよ」


 アイスキュロスの後では、車両を跨ぐ様な形でブラックハウンドの氷像が静かに立ち尽くしている。

 確かにあのバカが言う通り、頭のてっぺんから足のつま先まで、完全に凍り付いている様だ。


蓮爾 れんじ様、是非こちらでご覧下さい。なかなか良い出来でしょう。ちょっと写真撮っておこうかなぁ。どうせこの後バラバラにしちゃうんだしぃ」


 アイスキュロスは体中のポケットを探している様だが、目的の携帯モノが見つからない。


「あれ? っかしいなぁ。まぁ、良いっか? ねぇ加茂坂かもさかぁ、お前、ちょっと写真撮ってよ。ほらほら、蓮爾 れんじ様も一緒に映りましょうよぉ」


 コイツ……ピクニックじゃねぇんだよ。

 今回の件で、怪我人だけじゃなく、死人まで出てるんだぞっ!

 お前、状況分かってんのか?


 隣を見れば、蓮爾 れんじ様すら少し呆れている様子だ。


「アイスキュロス。お前はこの世界の人間では無いが、もう少し場をわきまえると言う事を覚えた方が良いな。無知は役得では無く罪だ。私はお前が罪を犯すのを『良し』としない。分かるな、アイスキュロス」


 ワガママな子供に、諭し聞かせる様な蓮爾 れんじ様の声。

 確かアラサー女子だと聞いているが、この落ち着き様は一体何だ。

 四十をとうに過ぎた俺でさえ、思わず懐いてしまいそうになる。


「さぁアイスキュロス、そんな所に居ないで、お前もここで加茂坂かもさかを手伝っ……アイスキュロスッ!」


 突然、蓮爾 れんじ様が叫ぶ!


 ――バリバリバリッ!


 身震い一閃。

 魔獣の全身を覆っていたはずの分厚い氷が一瞬の内に四散したではないか。

 しかも、ヤツは身構える事すら無く、蓮爾 れんじ様へと向かって飛び掛かって来たんだ。


「グォアロォォ!」


 轟く咆哮!

 勢いはそのままに、魔獣は渾身の鉤爪を繰り出して来た。


 回避不能。

 俺はその動きを目で追う事も、ましてや避ける反応する事すら出来ず、たたその場に立ち尽くすのみ。


 ――ドゴッ! ガキメキメキッ!


 高架を支えるコンクリートに亀裂が入る程の衝撃。


 蓮爾 れんじ様が、蓮爾 れんじ様が……。


 俺は怖ろしさのあまり、隣を見る事が出来ない。


「このクソ魔獣っ!」


 魔獣の後から聞こえる罵声。

 アイスキュロスだ。

 手には自慢の氷の槍アイスランスが握られている。


 アイスキュロス、今だ!

 今回は遊び無しだ。

 頼む、魔獣を止めてくれっ!


 蓮爾 れんじ様の生死は不明だ。

 となると、この魔獣を止められるのはアイスキュロスただ一人。

 この時ばかりは、アイスキュロスの勝利を心から願った。……が!


 ――ビシッ! バリバリバリバリ、ドドドォォォン……


 目を覆うばかりの閃光。

 辺り一面が白昼はくちゅうの様に照らし出されたかと思うと、アイスキュロスの右腕目掛けて雷光が走った。


「あがっ……らっ、落雷かっ?」


 余りの事態に、俺はその光景をただ茫然と見つめる事しか出来ない。

 そして、ホワイトアウトした世界が徐々に薄れて行き、元の薄闇を取り戻し始めた頃。


 落雷のあったその場所には、薄灰色の煙を立ち昇らせた黒焦げのが横たわるのみ。


「アイス……キュロス……様」


 流石のアイスキュロスでも落雷は避けられまい。


 自然現象? 単に運が悪かったのか?

 曇り空とは言え、雷雲がある様には見えなかったが。

 しかも、氷は基本絶縁体だと聞く。高架橋には避雷針も多く設置されているはずだ。

 自然環境下での落雷が偶然アイスキュロスに命中するなど、どうにも考えられ無い。


「魔獣の力……なんだな」


 魔獣の力はその鉤爪だけでは無かったんだ。

 コイツ、雷撃を含む魔法まで操る事が出来るに違いない。

 物理攻撃に加え、魔法攻撃も出来るなんて万能じゃないかっ!


「まさか、コイツが神……なのか? 魔神、獣神と恐れられるゼノン神とは……コイツの事なんじゃ……」


「いいや、違うな。加茂坂かもさか。コイツは神じゃない」


「れっ、蓮爾 れんじ様」


 隣を振り返って見れば、そこには魔獣の鉤爪を両手で支え、ひざまずく様な格好で耐えている蓮爾 れんじ様の姿がっ!


加茂坂かもさか下がれっ! お前まで巻き添えを食うぞっ!」


 全てを理解した俺は、即座にきびすを返すと、全速力で駆け出したんだ。


 走る、走る、走るっ!


 高架橋に敷設されているケーブルが絡みつき、俺の走りの邪魔をする。

 しかし、どれだけ足を取られようとも、とにかく走り続けるしか生き残る方法は無いんだ。

 もし今、ここで転んだら、そして蓮爾 れんじ様の能力に巻き込まれたら……それで最後だ。


 ――ババッ! バババッ! バシュゥゥゥ!


 背後で盛大な水しぶきの音が聞こえる。


 ここでようやく、俺はその足を止めたのさ。

 いや、俺が自分の意思で止めた訳じゃ無い。

 ただ、余りの恐ろしさに膝が震え、これ以上先へと進む事が出来なくなった。

 ただそれだけだ。


「はぁ、はぁ、……っはぁ、はぁ」


 俺はその場に崩れ落ちる様に倒れ込むと、両手を付いたままの格好でゆっくりと背後を振り返ったのさ。

 するとその先、破壊し尽くされた車両の上空には、てらてらと光る赤黒い大玉が浮かんでいる。

 やがてその大玉は、ゆっくりと降下を始め……。


 ――バシャァ!


 ついに高架橋へと触れたその瞬間、水の入った風船がはじけるかのごとく、その内容物を周辺へとまき散らして行く。


「はうっ……うぷっ」


 ついにこらえきれず。


 ――グボッ……グェエッ……バチャバチャ……グェエッェェェ……バチャバチャバチャ。


 何度も、何度も。

 ただひたすらに痙攣けいれんを繰り返す俺の胃袋。


「金輪際……蓮爾 れんじ様の能力は……見たく……ない」

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