24ハクション キューピッドステューピッド

「ふあ~あ」


 始業前の朝の教室にあくびを一つ。蒲ちゃんが来るまで机に突っ伏して少しでも眠ろうと思ったが、隣の席の親友の声に顔を上げる。


「ういっす春太郎。眠そうだな。有名人は辛いね」


 そう、俺は有名人。先週までは無名のミーチューバーだったのに、たった5日でエラい事になってしまった。


「おっーす。実感ねーけどな」


 泰の言葉に苦笑いで返していると流行りの話題に敏感そうなギャルの大曽根さんが割り込んで来た。


「アゲハの動画見たし! 稲っちスゴいじゃん! ボヤイターのトレンド2位だし!」


 ボヤイターとは「ぼやき」の様な短文ボヤイトを投稿するSNSサイトだ。羽根田アゲハの呪いの動画踊ってみたボヤイトは朝見たら3万RBリボヤイトを超えていた。物凄い反響である。


「そりゃそうでしょ。だって今日のXIPックスィップでも特集してたもん。中高生に話題の呪いダンス、って」


 XIPックスィップというのは日替りでナビゲーターが替わる朝の情報番組だ。爽やかな朝に似合わない言いづらい番組名が何故かお茶の間に受け入れられている。

 っていうか、テレビ?


「テレビに出てたの? 俺に連絡なんてどこからも来てないんだけど」


 朝はギリギリまで寝てるからテレビなんて見ない。だからXIPでどんな風に俺の動画が紹介されてたかは分からないが、使用許可ぐらい取るもんだと思ってた。


「でもミーチューブ動画は規約でも引用フリーだし。有名税だって割り切るしかないし」


 確かにミーチューバーとして成功したいとは願っていたが、まだ自分が有名人だなんてピンと来ない。


 こうなった経緯を始めから話そうか。


 5日前、若葉ちゃんが閲覧数に伸び悩む「春P先生のミーチューブ教室」を宣伝しようと、俺の呪いの踊りを中高生に人気の動画サイト「チックタック」に挙げた。チックタックは15秒程の短い動画が主流になっていて頭を空っぽにして見るタイプの動画サイトだ。そのチックタックに俺のダンス授業動画から一番気持ち悪い箇所を編集してアップした所、大いにウケた。


 いわゆる「バズッた」という奴だ。


 コメント欄には多くの「キモい」「寿命が縮んだ」「春Pは俺の嫁」等の応援メッセージが寄せられ春P先生は大層傷付いたが、お陰でミーチューブの方のアクセス数も増えて結果オーライ万々歳。チャンネル登録者も50人を超えた。


 それだけでも俺的には物凄い事なのだが、それで終わらなかった。


 どこで聞きつけたのか、UNK09+31ユーエヌケーフォーティーの羽根田アゲハが自身のミーチューブチャンネルで俺の呪いのダンスを真似た動画をアップした事が発端となり、羽根田アゲハに続けと他の芸能人や有名ミーチューバーがこぞって呪いのダンス動画をアップしまくったのだ。


 芸能人の発信力というのは凄まじく、3日前に羽根田アゲハがダンス動画をアップしてから瞬く間に俺のミーチューブチャンネル登録数が爆発的に増えた。


 その数、なんと11,000人。


 これはヤバい。


 余裕で収益化申請が出来るレベルだ。

 勿論このビッグウェーブに乗らない手はない。中間テストが終わるまで細々と活動するつもりだったが昨日急いで新しい動画を3本撮影し、今は若葉ちゃんが呪いの絵かき歌動画を編集しているところだ。


「ふあ~あ。ま、芸能人がわざわざ宣伝してくれるなら願ったり叶ったりだよ。収益化まで1年はかかる見通しでいたからありがたい事さ」


 お陰で更に睡眠時間を削る羽目になってしまったが、花菜に勝つ為の勉強も動画作成もどちらも手を抜けない。中間テストはもう来月だ。そこで結果を出して花菜に告白するまで睡眠など贅沢なのだ。


「おはよ、ハッ、ハッ『今日も春太郎がカッコいいよ~!』」

「おはよう皆」


 蒲ちゃんに呼ばれ職員室に行っていた花菜と萌々が挨拶と共に教室に入ってきた。その表情は強張っているというか、少し緊張しているように見える。


「おはよ。蒲ちゃん何の話だったの?」


「ん、今日ね、モモコの取材でテレビのカメラが来るんだって」


「テレビ?」


「ああ。一日私に密着するようだ。皆には迷惑をかけるが協力してくれ」


 今やモモは時の人だ。空手人気はモモの肩に乗っていると言っても過言ではない。オリンピックを今夏に控え、来月の日本選手権はテレビでも生放送するらしいし、これからはもっと取材が増えるだろう。

 

「え? きょ、今日?」


 泰が驚くが、何だろう? 今日だとマズいのか?


「ああ、今日一日、家に帰るまでだそうだ。私の強さの秘密を探るというのがテーマらしい」


 秘密も何も、モモは小学校の頃に山で仙人に育てられたのが強さの理由だ。今も仙人とは伝書鳩でやり取りをしているらしい。


「でね、これから芸能人がリポーターとしてこの教室に来るんだけど、騒いだりしないで欲しいの。午前中は一緒に授業を受けるんだって」


 どうやらテレビ局とうちの学校はモモを「文武両道」としてアピールしたいらしい。芸能人リポーターも共に受けながら授業内容を放送して北高のレベルをお茶の間に伝えたいようだ。

 そこで花菜は1組の教室が騒ぎにならないようにまとめる役目を蒲ちゃんから言い渡されたそう。モモの親友としてインタビューも受けるみたいだし、生徒会長も大変な事だ。


「あ、あとね。春太郎も出て欲しいって」


「は? 俺? 何で?」


 完全に他人事だと思って余裕ぶっこいてたのに、俺もモモの友人として何か聞かれるのだろうか。


「あのね、オープニングで踊って欲しいって」


「はあ?」


 踊るって、まさか呪いのダンスをか? って本人は別に呪われてると思ってねえよ真剣に踊ってんだよ。


「私とリポーターの人と3人で、春P先生がセンターだって」


「俺がセンターって、リポーターって誰なん……」


――キーンコーンカーンコーン――


「みんな席に着けー。おはよう、朝のHRホームルームを始めるぞ」


 要領を得ない俺の疑問を始業のチャイムが遮って、同時に蒲ちゃんがやってきた。皆大人しく席に着く。


「えー、杉野から聞いたと思うが、今日は日本選手権を前にからももの事をテレビ局が取材にくる。午前中は授業の様子も撮影するらしいからよろしく頼むな。更に一日だけ、我がクラスに転入生が来ることになった。どうぞ、入ってください」


 さっき花菜が言ってた芸能人のリポーターってヤツか。蒲ちゃんに促されて一日転入生が入ってきた。


 北高の紺色のブレザーに身を包み、スカート丈は膝上程度でそれほど短くなく、首元も一番上までしっかりとボタンを留めてキッチリと真面目な印象を受ける。しかしその顔は凛々しく中性的な雰囲気の美少女で、髪型はボリューム満点の彼女の代名詞であるサイドテール。


「――!」

「マ、マジかよ!」

「カワイイ! 顔ちっちゃい!」


 花菜に騒ぐなと言われていたのにクラスメイトはざわつく。無理もない、だってトップアイドルが何の前触れもなく教室に生徒としてやって来たのだから。


「おはようございます! 一日だけお世話になります、UNK09+31フォーティーの清川つぼみです!」


 振り返って笹原の様子を窺うが、長い前髪のせいでその表情はわからなかった。



 ◇◆◇


「それでは本番行きます! 3、2、1」


 ADさんの合図でUNK09+31の代表曲「ブラッディ†ロマンス」のキャッチーなイントロが流れ、黒板を背に俺と花菜、そして清川つぼみの3人で不思議なポーズをとって開幕のサビが始まるのをじっと待つ。


「耳から鼻血♪ 耳から鼻血♪」


 やがて清川つぼみのハスキーな歌声が響き、教えて貰った振り付けを必死に思い出して踊った。トップアイドルの生歌にクラスメイトからは歓声が上がるが、俺のゾンビダンスが始まるとすぐにそれは悲鳴に変わった。


「ジュービジュビジュビ♪ ジュルジュル♪」


 可愛らしい曲にサイコな歌詞、そして清川つぼみの扇情的な歌声、それに俺の呪いのダンスが加わってかなりカオスな絵面になっている。両脇を彩る花菜と清川さんのダンスがまたキレがあって完璧だから俺の気持ち悪さが一層引き立つ。

 

「耳から鼻血♪ 耳から鼻血♪ きっとこれもアナタのせいでしょ♪ 責任取ってよね♪」


 バーン! と曲の終わりに合わせて決めポーズでフィニッシュ、しようとしたが俺だけバランスを崩して転んでしまった。

 盛大にズッコけた俺を放置して、清川さんはリポート進行を続ける。


「はい! 私は今宇野川北高校にお邪魔しています! 偏差値72の超進学校の制服を着るだけで何か私まで頭が良くなった気がしますが、宇野川北高校はお勉強だけの学校じゃないんです! 今呪いのダンスを見てもらいましたが、中高生に人気のミーチューバー春P先生は北高校の現役高校生なんです!」


 大分盛ったな。正直、今現在俺の知名度がどれくらいかわからないが、あの清川つぼみが全国放送で「人気ミーチューバー」と言ってしまったのだ。お茶の間にはそう認識されるだろう。実際にはまだデビューして1ヶ月も経っていない新米ミーチューバーだが、この放送が流れれば俺の動画は更に拡散されるはずだ。


「そして! このクラスには他にも超高校級、いえ、世界でもぶっちぎりのトップアスリートがいるんです!」


 「じゃーん!」というわざとらしい声と共にカメラが横に控えていたモモをアップにして捉えた。


「68キロ超級空手世界チャンピオン、杏萌々選手です! 今日は宇野川北高校にお邪魔して杏選手の強さの秘密を全力~取材! しちゃいます!」


 握り拳を顔の横でグッと止めて、清川さんは真剣な表情でカメラ目線。


「はいカット! オッケーです。ありがとうございます!」


 ADのお姉さんのオッケーの合図に清川さんはパッと表情を崩し、それを見てやっと教室内の緊張も弛んだ。


「稲村さん杉野さんありがとうございました! じゃあお昼にしましょう。えーっと、杏選手、いつも食べてる感じでお願いします」


 清川つぼみと一緒に午前の授業を終えた、昼休み。改めて番組のオープニングを収録していた。せっかくクラスメイトに今話題のミーチューバーがいるなら出演して貰おう、となったらしい。多くはないがギャラも提示されたし、何よりこれが動画の宣伝になるなら願ってもない。それに、清川つぼみには恩がある。

 というのも、羽根田アゲハに俺の動画を紹介したのは他でもない清川つぼみなのだそう。

 ライブ前の楽屋で笹原から教えて貰った俺の呪いのチックタック動画を見ていたら羽根田アゲハが食い付いてきたらしい。「これはバズる!」と嗅ぎとった羽根田アゲハはライブの衣装のまま俺の呪いのダンスを真似てその場で動画を撮影。見事にバズったという訳だ。

 清川さんによると羽根田アゲハも俺に感謝しているようで、「アゲハさんから稲村さんに媚びを売ってこいと言われてるんです。次の動画を一緒にやってもらう様にお願いしてきてとも言われてます」との事。どうやら中高生のファンを取り込むのが目下のUNK09+31の課題だったらしい。抜群の歌唱力を誇る清川つぼみのお陰で年齢層の高い本格的なアイドルファンは付いているが、更なる国民的グループとしての地位を確立したいようだ。運営も俺とのコラボ企画に期待しているという。

 

「了解した。ヤス君、モモコ、ハル。机をくっつけようか。む、セイヤ! どこに行くんだ、いつもみたいに一緒に食べよう」


 いつも昼は俺達四人で机をくっつけて食べる。しかし何故かモモはいつもはいない笹原も呼んだ。


「え? 俺も?」


 笹原は驚くが、きっと清川つぼみへの気遣いだろう。モモは取材を利用して一日限りの笹原との学校生活を清川さんに過ごしてもらうつもりなのだ。ならば俺も協力しない訳にはいかない。笹原は家から弁当を持ってきているし構わないだろう。


「早くしろよ笹原。時間もあんまりない」


 隣のクラスの彼氏の教室に行った子の机を借りて、清川さんも加わる。清川さんの隣に笹原の机をくっつけて完成だ。


「いつもこのメンバーでお昼を食べてるんですか?」


「ああ。たまに空手部の後輩と食べたりもするが、大体この5人だ」


「いいですね。私は高校に行ってないので、今とっても楽しいです! 青春してるみたいで」


 各自弁当を机の上に出していくが、泰は苦虫を噛み潰したような表情で中々出そうとしない。


「あれ? 杏さんのお弁当は?」


「いつも彼氏が作ってくれるんだ。女として恥ずかしい限りだが、私よりもヤス君の方が料理が上手なんだ」


 泰って家事全般得意なんだよな。花菜ともよく料理の話をしている。


「えー? 彼氏さんスゴいですね!」


「く……今日が取材の日だって知ってたらこんな弁当にしなかったのに……」


 苦い顔のまま、観念した様に2つの弁当箱を鞄から取り出した。大きめの箱の蓋を開けると清川さんの甲高いアニメ声が教室に響く。


「キャー! ハートマークに萌々だって! 素敵!」


 ご飯の上に桜でんぶでハートマークが作られており、その上に海苔をカットして「萌々」と描いてあった。愛妻弁当ならぬ愛彼氏弁当だ。

 これは恥ずかしいな。しかも全国ネットだ。


「安藤君のお弁当はいつもこうですよ。前は『モモカワイイ!』って書いてありましたもん」


「見た目だけじゃないぞ。味も最高だ。おまけに栄養バランスもちゃんと考えてくれている。自慢の彼氏だ」


 恥ずかしがってるのは泰だけで、花菜も清川さんもキャーキャーと盛り上がっている。


「ラブラブですねえ、羨ましい。じゃあ、いただきましょうか。私も自分で作ってきたんですよ」


 清川さんのお弁当は女の子っぽい可愛らしいお弁当だった。恐らくテレビ映りを意識したのだろう。彩りも華やかで、ご飯も俵型に整えられていて気合いが入っていた。


「はい春太郎、あーん」


「あーん。パクッ」


 いつもの様に花菜が俺に手作りの卵焼きを食べさせてくれる。俺の弁当は母さんが作ってくれているが、料理が得意じゃないからおかずも冷凍食品ばかりで好物の卵焼きなんて入っていない。だからいつも花菜が自分の分を多目に焼いてくれるのだ。


「稲村さんと杉野さんってお付き合いされてるんですか?」


 まあ、そう見えるよな。俺達の関係は客観的に見れば特殊なハズだ。どうみても恋人同士なのに、本人は頑なに否定してる。


「ま、まだ……じゃなかった、付き合ってません! ハッ、ハッ、『春太郎大好き!』家が隣の幼馴染みなだけ!」


 言葉ではそういうけど、くしゃみの音心の声は正直だ。清川さんは苦笑しながら「はいはい」と受け流した。


「そうだ、つぼみちゃんもあーんしてみよう。えっと、笹原さんでしたっけ? つぼみちゃんにあーんしてもらうんで、食べたらカメラに向かって手料理の感想をください。そうだな、そのピーマンの肉詰めにしようか」


「「ファッ?!」」


 ディレクターのおっさんの提案に二人は目を剥いて驚いた。


「視聴者サービス視聴者サービス」


 視聴者に向けて、というよりも、明らかに二人にとってのサービスタイムだろう。

 カメラは笹原の隣に移動し、笹原目線で清川さんのあーんを撮影していく。


「あ、あーん」


 顔を真っ赤にしながらフォークに刺したオカズを笹原の口へ運ぶ。上目遣いで恥ずかしそうに睫毛を揺らして。お茶の間は悶え死ぬだろうな。

 

 パクッ。モグモグ。


「お……」


「お?」


 清川さんは緊張した面持ちで笹原の感想を待つが、出てきたのはたった一言。


「おいしいです」


「それだけ? もっとあるでしょ? トップアイドルの手料理を食べさせて貰ったんだから、『もう死んでも悔いはありません!』とか」


「フフフ、死ぬ様な事じゃありませんよ。ありがとう笹原さん」


 ディレクターはダメ出しをしたけど、当の清川つぼみは物凄く嬉しそうに笑っていた。

 北高の制服を着てこうして皆で弁当を食べていると本当に清川さんがクラスの一員みたいで、時が止まればいいのになんて、そんな風に思った。



「ごちそうさまでした。えーっと、カメラカメラ」


 弁当を食べ終え口の周りを拭くと、清川さんはカメラを向いて襟を正し咳払いを一つ。


「ゴホン、お昼からは私も一緒に練習に参加して杏選手の強さの秘密を~! 全力ぅ~取材! しちゃいます!」


 ビシッ! っと人差し指をカメラに向けて決めポーズ。笹原の前でもしっかり清川つぼみは清川つぼみだった。せっかく北高に来たのだから延田つぼみの素のままで笹原と過ごす時間が取れればいいんだけど。


「ごちそうさまヤス君。さて、練習に向かうとするか」


 日本選手権を控え、最近のモモの午後は授業には出ずに空手の練習に充てている。清川つぼみも練習についていくから俺達とはここでお別れだ。


「はい。杉野さん稲村さん安藤さん、ありがとうございました。まるで北高の生徒になったみたいで楽しかったです。笹原さんもありがとうございました」


「あ、いや、こちらこそごちそうさまでした」


 事務的なやり取り。だって二人はアイドルと普通の高校生だ。教室でいちゃつく訳にはいかない。夢の様な時間もこれで終わり。


 と思うござるじゃん?


「よし、行くぞセイヤ! 今日もサポートを頼む」


「は?」


「笹原、萌々をよろしくね」


「マネージャーとしてしっかりね笹原君」


「くれぐれもテレビの邪魔するなよ」


 口々に笹原に発破を掛けていく。泰がドンと背中を叩いて送り出す。


 笹原は空手部のマネージャーでモモの専属トレーナー。さっき皆でそう決めた。


「え? あ、な、なるほど! じゃあ笹原さんとは午後も一緒なんですね! よろしくお願いします!」


 俺達の策略を理解したトップアイドルは、パチッと一つこちらにウインクを放って満面の笑みを浮かべた。





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