わたしにラブコメ展開を要求するとはちょっとどうかとおもうでござるよ

思考実験って誰得なんです?3


ラブコメッテムツカシイネ!


カクヨム3周年企画に便乗中。

お題「シチュエーションラブコメ」

全ての人に、お許しいただき。



わたしはラブコメというものをあまり鑑賞しない。


おしまい。














と、お話を閉じてしまうにはちょっと味気ないので、せっかくなのでいろいろ綴ってみようとおもう。



以降、ラブコメの話を展開するはずなのだが、心の準備をしてから先に進むことを推奨するでござるよ、ニンニン(警告)。





まずは基本事項、定義の確認から。

ラブコメとはなにか。


「ラブコメ」の前半「ラブ」はきっとラブストーリーのことを指しているのだろう。

おそらく、主人公と相手が様々な体験を通して愛情を深めていく、ないし恋愛していく展開が期待されている物語なのだろう。

いや知らんけど。


通常は、男女のペアについての恋愛を想定してるようだが、最近ではおっさん同士もイチャイチャするし、美少女たちもユリユリするし、性別に関しては究極どうでもいい気がする。

いや知らんけど。




と、ここでいちばん大事なのは読者の視点だろう。きっとそうだ。そうにちがいない。


読者が主人公、あるいはヒロイン目線ならば、感情移入して鑑賞することになる。おそらく、恋愛を疑似体験することによって、ドキドキ感やワクワク感を味わうことになるのだ。時に、辛い別れを追体験し、涙する。幾度となく災難を乗り越えて、愛しい相手と結ばれる展開に、心から感動する。このような鑑賞を通して、自分自身の恋愛実体験にも反映させていく、のではないかとわたしはおもっている。

いや知らんけど。



ただし。

ハーレムとか、逆ハーレムとか、ラッキースケベとか、さすがですおにいさまとか。


それ、ぜんぶ、フィクションな。

良い子は期待しないこと。

おにいさんとの約束だよ?






一方、第三者目線でラブストーリーを鑑賞する場合はどうだろうか。

たとえば、男同士のイチャつきを密かに楽しむ腐女子。

そう、お前のことだ。



これは完全に傍観者として楽しんでいるようにおもう。簡単に言うと、イヌネコが戯れているのを見て癒しを享受すること、あるいは他人の性癖や欲望のままに行動する様を見て自分の抑圧行動を昇華させることを目的としている。

この変態! ノビタさんのエッチ! 人のセックスを笑うな!




以上、ラブ考察パート。

大局的に見ると、サラリーマン島◯作シリーズあたりもラブコメといってもいいとおもう。ちゃんと読んだことないけど。きっとそうだ。そうにちがいない。





一方、「ラブコメ」の後半「コメ」は喜劇コメディを指している、のだろうとおもう。


コメディと聞くと、どちらかというと漫才やコントといったように、日常とのズレをたのしむもののようにおもう。そう考えると、大抵のものはコメディに見えてくる。そうだろ?



ひみつ道具って?

美食倶楽部って?

バーローって?



すんなり受け入れて来たけれど、この世界にはよくもまあ不思議なものばかりがあふれているもんですね。





そして、物語は展開していくものだ。

ラブストーリーならばラブストーリーを、コメディならコメディを。

では、それらが融合された「ラブコメ」とはいったいなんなのだろうか?




どっすか、皆さん。

おわかりいただけただろうか?





ラブコメ。


うーん、日本語でおk。

ラブコメッテムツカシイネ!

わたしにはまだ早かったテクノロジーのようです。




しかしながら、せっかくなので、わたしなりにラブコメのシチュエーションを再構築してみよう、というおもいになぜか至りました。ほんとなんでか知らんけど。

わたし、死んじゃうかもしれないけれど、どうかきみに見届けてほしい。





主人公は幼い頃に母を亡くし、父とも離れて暮らしていた。そんなある日、宇宙から謎の巨大生命体が現れ、地球が襲撃される。主人公は生物兵器にのって巨大生命体と戦うよう父から命令を受け、それ以降、彼の戦いの日々がはじまる。

主人公は、以前より父とは不仲であったが、それを見かねた作戦部長のお姉さん(年上)に引き取られ、同居生活がはじまる。そこから彼は家族というものを知っていく。

また、チャーシュー麺をチャーシュー抜きで注文する同級生少女にいささか恋をしてしまったり、帰国子女の転校生から常にツンデレという名のハラスメントを受けたり。そして、最終的に宇宙からやってきたカヲルくん♂になぜかドキドキしちゃったり。

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。

さあ、シンジくんの恋の行方は如何に?






あんた、バカァ?

それ、ヱ◯ァじゃん。

◯ヴァンゲリ◯ンじゃん。





以上です。

結局、あなたがラブコメだとおもうものがそうなるのです。我思う故に我あり、です。いや知らんけど。



ちなみに、正直申し上げますと、テニミュなんかはある意味、最強のラブコメコンテンツだとおもっています。男同士のイチャイチャ(こっちはどうでもいい)と空耳(メインパート)が一度に楽しめるんだもの。アレ、たまに見るとめっちゃ元気でるのでオススメですよ。







※追記※

シチュエーションラブコメとは、主人公と相手役の関係性の中で少しずつ恋愛が進展していくもののようです。なるほどわからん。


その基準でいくと、ぐうたら社員の山岡さんと新入社員栗田くんが究極の料理を追求していく作品がシチュエーションラブコメとしては好きです。

ラブは二人が究極の料理を追求しながら結婚まで進展していく恋愛パート、コメは雄山先生のツンデレパートです。

ご査収ください。

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