お話をまとめなきゃいけないっていうルールもないよね
思考実験って誰得なんです?5
おもしろくなってきやがったぜ
カクヨム3周年企画に便乗中。
お題「ルール」 あなたはルールの根源を知っていますか?
副題の通りなんで、今回はマジでお許しいただき!
ちなみにナンバリング4は欠番です。
*
この世界にはルールというものが存在するらしい。
たとえば、交通ルール。
青信号は渡ってもよいが、赤信号は止まれ、といったもの。
これは、人々が事故が起こさないよう、交通を整理するために存在している。
あるいは、刑法、殺人罪。
なぜ人は人を殺してはならないのか? という倫理的問いかけを超えて、法律としてダメなものはダメだとあらかじめ規定している。
こういった法律がなければ、気に食わないやつがいるとすぐ人を殺しちゃうやつが出てくるでしょ?
おやめくだされ、ノブナガ様ー!
乱世再来。
このように、人はルールないし法律を設定することによって、人々の私利私欲に塗れた行動を制限、自律した行動を促し、互いが過度に不利益を被らないように工夫する動物なのである。
こういうと、ルールを守らない奴はまるで人間ではないというようにも聞こえるが、全くそのとおりである!
というのは冗談で、そうでもないということは後々示していこうとおもう。
*
一方で、法律ではない場面で、ルールを設定する場合もある。
たとえば、ゲームでのルールだ。
似たようなボードゲームでも、オセロにはオセロの、将棋には将棋の、囲碁には囲碁のルールがある。わたしは理解できていないが、バックギャモンにもきっとルールがあるはずだ。
あるいはカードゲームにも、トランプはトランプの、花札には花札の、デュエル◯スターズには◯ュエルマスターズのルールというものが独自に存在している。
一定の法則、つまりルールが存在することにより戦略性や創発的挙動が生まれ、ゲームにおける「おもしろくなってきやがったぜ」という展開を創造するのだ。
*
法律のルール、ゲームのルールに共通することとして、ルールとは基本的に明文化でき、他人と共有することによってはじめて有効である、ということがいえる。
ここが重要だろうとわたしはおもう。
赤信号の意味を知らない赤ん坊は、それでも
道路に飛び出すこともあるだろうし、公式戦にもかかわらず禁止デッキを使っちゃう小学生もいるかもしれない。
ここで、ルールについての追加事項。
公式戦以外のプライベート戦で禁止デッキ使っちゃいけないって、誰が決めた?
俺とお前の仲だろ?
エクゾディア召喚!
っていうひともいるかもしれません。
あるいは。
ヤられる前にヤる、正当防衛。相手がマナー違反したから仕方ない、ってひともいるかもしれない。
ルールを破ってはいけないというルールはないんだぜ!
って、いう機械仕掛けのネコもいるかもしれません。
そう、なんです。
必ずしもルールは守られる必要はないのです。
基本的にルールの根源はマナーであり、ルールはマナーを守るために存在しているとわたしは考えています。
すべてはあなたがたひとりひとりの倫理観にゆだねられているのです!
自分のルールが、他人のルールと異なる場合も注意が必要です。
ちょっとしたことが互いを窮屈にさせることも往々にしてあります。
目玉焼きには塩胡椒派? 醤油派? まさかソース派?
唐揚げにレモンはかける派、かけない派?
あ、この場合はマイルールというより慣習に近いですかね。
*
まあさっきはああいいましたけれども、ルール守らない奴は大概マナーも守らないんで、そういう奴はやっぱりまるで人間ではないかもしれません。
俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものという奴も、映画以外では基本やな奴ですしね。
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