応援コメント

第107話 自分自身を」への応援コメント

  • ごきげんよう、お母様の優しい気遣いがアルくんそっくりだったことに頷いてしまった物語、ありがとうございます。

    あぁ、単純なポールさんの名誉回復とドロリスさんへの謝罪が目的ではなかったのですね。でも、言われてみれば確かに、不遇を囲いながらも恨み言すら言わずに逝ってしまったポールさんを為す術なく見送ったお婆さんにしてみれば、そんな境遇に追いやった元凶と何より救い出せなかった自分自身を許せないのは当然の感情なのでしょう。
    でも、こんな事態ならアルくんならそう言うだろうと思うことをお母様が言ったというその事実が、ほんとうに必然だったのだなと納得できます。
    本当に難しい問題ですよね。
    生活レベルの維持向上と環境破壊、自然保護。
    現代にも通じる問題ですもの。
    でも、アルくんとお母様の言葉通り、復讐だけでは進歩もなく未来もなく、空しいだけであること、それを思い出して欲しいと思います。

    作者からの返信

    おださん、こんばんわ。

    こういう主人公の知らない親の自分に似た一面を主人公が知るという回も僕は好きなので、今回はこちらを採用しました。

    きっと一族としての目的としては、自分達を蔑んで来た街の人達への復讐、それから、ポールさんの名誉回復を図って自分達の待遇改善。さらにはもしかしたらドロリスさんへの謝罪も目的なのかもしれません。

    でも、獄中のポールさんを亡くなるまで見続けて来たお婆さんの思いはきっと違うだろうなと思って今回はこちらを採用しました。

    そうなんですよね。自分でタウロの街とウロスの街のテーマにしておきながら難しい問題だと思います。

    納得してもらえる着地になっているのか? 心配ですが楽しんで頂けたら嬉しいです(●´ω`●)

    いつも丁寧に読んで頂きありがとうございます。本当に励みになってますので、感謝です。