第37話 無式纒 対 紅葉喪火 決着
「心霊装解放 真名 纒式 !」
「なっ!」
「こ これはどういうことでしょう。無式纒選手の姿が消えた!」
「どうやら彼の能力のようだな。」
「この危機的な状況 紅葉選手はどうするのでしょうか。」
まさか心霊装で姿を消すとは思わなかった。
でも私にはひとつの作戦がある。
「これが初めてでしたね。前の試合では使う意味がなかったからあれでしたが、こういう敵には意味がある!」
「陽炎 炎炎華。」
咲いたのは一輪の花。その花は炎で出来ており燃え続けている。
「見つけた。 はぁ!」
「なっ!」
まさか透明化が見破られるとは、
「そうか。」
陽炎 炎炎華は周囲に陽炎を起こすための技。いくら透明でも、あなたがすり抜けではなく周囲を吸収と反射で透明にしているのなら、陽炎の揺らぎが不自然になる。
「仕方ない。透明化解除。」
僕は透明化を解除する。この能力とて心霊力を消費する。
無駄に使うものではない。
「やっぱり能力に頼るのはもうだめだな。」
元々彼女の方が能力地が高いんだ。
だから技術で決める。
「行くよ。はぁー!」
「ここで決めます。」
「纒式 斬り薙ぎ!」
「摩利支天!」
「凄まじい爆発と轟音が響きました。結果はどうなっているんでしょうか。アァー今土煙が晴れました。」
「すごいな。本当に今まで破られたこと無かったのに、本当に紅火漣は良い弟子を持った。俺も後継者選びしようかな。」
「たおれているのは・・・紅葉選手です。この時点勝者が決まりました。」
「試合終了!勝者 無式纒!」
こうして決勝の舞台で僕はあの日の借りを返した。
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