第32話 鏡谷 世界

「世界じゃないか。久しぶりだね。」

「あなたも落ちましたね赤波さん。偽物に絆されるなんて。」

あまりにも失礼じゃないか。

「っていうか纏 君が悪いんだよ。世界のことを忘れるなんて。」

えーと、誰だ?本当にわからない。

「纏 今から十年以上前に起きた大戦で君が一時的に鍛えていた子がいただろう。」

確かに僕は一時的 コーチ的なことをしていた記憶がある。

「そこで、主席を取った子がいたでしょう。」

「そうだっけ?」

途中で確か呼ばれて戦場に戻ったから主席とか知らないんだよな。

「そういえばその時 変身魔法使ってたっけな。」

蘭に頼んでいたような バレると不味いからしていけと言われてたような。

「何をごちゃごちゃ言ってますの。とにかく!私はこの偽物に対して負けるつもりはございません!」

戦線布告とかやるじゃないか。お兄さんすこし本気出しちゃおうかな。

「ちなみに彼女は三年ですよ。」

先輩でしたか。

「とにかく!勝負です。」

「分かりました。準決勝で勝負ですね。」

「精々足掻きなさい。」

そういうと去っていった。

「どうするの?」

「それは、戦線布告されたんだ。死なない程度に相手するさ。」

「そう。」

翌日

「昨日は白熱しました準決勝 今日はどうなるのか。準決勝第2試合 三年 Ms.mirrorこと鏡谷 世界 対 無式 纏 の試合が始まります。」

「それでは 始め!」


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