第31話 新たな後継者

準決勝は紅葉の摩利支天により勝負は決した。

「二人ともお疲れさま。」

僕は二人を迎え入れる。

「次は纏だね。」

「私としてはあなたと本気で戦いたいです。」

正直 あんまり決勝とかは興味がなかったがこうも挑発されてはねぇー。

「頑張るよ。それに模擬戦の借りも返さないとだしね。」

模擬では紅葉は赤波に負けた。しかし、本番の舞台では勝って見せた。僕も模擬戦では負けている借りを返すいい機会だろう。

「そういえば準決勝の相手って誰だ?」

「私よ。」

ちょうどのタイミングで声が聞こえた。

聞いてたとしか思えない。

「私は鏡谷 世界きょうこく せかい無色の暴君 無式纏様の唯一の弟子 師匠の同じ名前を語る不届きものよ。覚悟しなさい!」

・・・誰!

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