第30話 決着

「最後の一撃で終わらせましょう。」

「分かった。」

端から見ると二人は離れ 決着の付きそうな雰囲気を見せる。

「これ まずいんじやないですか理事長様?」

「これじゃあ回りの被害が抑えられん。銀子 もうひとつ いや二つ上のバリアを。」

「分かったの。」

ひとまず安心できそうだ。


「行くよ。」

「うん。」

二人の心霊力が高まる。

「はぁーーー!緋鋭陽炎 奥義 摩利支天!」

緋色の刀身が襲いかかろうとする。

「スゥー!ヴァンパイア!」

武装をレイピアに変え発動する。

凄まじいほどの轟音が響く。

バリアもギリギリ耐えることが出来たようだ。

さすがに死ぬことはないが、怪我は避けられないと思われる。

煙が晴れた。

「勝者!紅葉 喪火!」

「けっちゃーーく!決勝に進出したのは紅葉 喪火!最後の両者の一撃は凄まじいものでした。」




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