第10話 訓練時々襲撃

「はっ!」

勝負から数分後、彼は目を覚ました。

「俺は負けたのか。」

「そうだね。負けたね。」

赤波が要らないことを言う。

「そうか。・・・透刀 戦ってくれてありがとう。」

「いや いいよ。それよりも、演習の目的を果たそう。」

演習の目的は簡単に言うと、鬼ごっこだ。

だだっ広い森のなかで目的のチームの大将を倒せば勝ちというルールの鬼ごっこで逃げることも追いかけることもしないと行けない。

「あぁー、任せておけ。」

僕たちは、仲良くなった。

「伏せて!!」

赤波の言葉に全員が伏せる。

「ほう避けますか。」

「誰だ。」

クロスボウの強襲を受けた僕たちの前に謎のローブを纏った男がやって来た。

「これは失礼 私は遠投照と申します。」

「目的は?」

ローブの男はそのローブを外し、自己紹介をする。姿も顔も名前もみたことがない。

「目的、それはですね赤波血菜子 紅葉喪火

あなたたちです。」

「どうして?」

紅葉の言葉に遠投は笑いだす。

「どうして ですか。まぁ、いいでしょう。理由はですね。」

次の言葉に僕たちの間に動揺が走る。

「無色の暴君の復活ですよ。」

「なっ!」

復活 どういうことだ。僕はこいつらを知らない。

「無色の暴君?」

「そうか。そこの男 無色の暴君を知らないか。まぁいずれは知ることになる。 まぁこんな与太話はいいでしょう。とりあえず付いてきてください。」

「断る っていったら?」

「無理矢理にでも連れてくるだけです。」

襲撃者との戦闘が始まった。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る