第9話 鉄則 剛

俺はやつが気に入らない。

みんなが必死に学んでいるのに、あいつはまともに学習してないどころか、心霊装すら使えん。

だから気に入らない!

しかし、あの戦闘をみて考えが変わった。

あの動きは生半可な努力ではなく しっかりと努力したものだ。

私は恥ずかしくなった。

私の努力では足りないのだと。

だから私は一度彼と戦いたいと思う。

今の私には何が足りないのか それを知るために。

・・・

「はぁー!!」

「くっ!」

僕は鉄則の攻撃を凌ぎながら、攻撃を繰り出す。

「むだむだ!そんな攻撃 効かぬぞ!」

「そうか。」

僕は交わしながら、自分もずいぶん弱くなったと感じた。

彼の能力は近接戦闘に置いては強力だ。

しかし、遠距離に乏しいため 戦いづらいと思う。

「行くぞ!」

僕は構える。

「鉄拳乱舞!」

高速で拳がやってくる。

だが。

「早いだけじゃ意味がないな。」

僕は輪ゴムをもって飛び退く。

「ショット。」

僕はそれを額に合うように飛ばす。

心霊力を使って。

小気味のいい音が当たる。

そして鉄則は倒れた。

「勝者 透刀!」


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